私がオバさんになったよ (幻冬舎単行本) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 酒井順子さんのお兄さんが亡くなって姪御さんの後見人になって今はパートナーと暮らしてるというエピソードがちょっと衝撃で、ほかの対談がふっとんでしまった。
    読めないエッセイじゃないけど、この手の本は酒井さんのを読んでれば十分かな。

  • 裏を返せば「仲良くしましょう」は、みんなの和を乱す者、その和から外れた者を許しませんという閉鎖性の表れ。
    仲間意識の高い集団は逸脱者に不寛容。その視線が集団外に向かうと戦争になる。
    女性が自己決定権を持つ性差別のない社会を目指すなら、片方のことだけじゃ解決できない、男性、女性、両方の置かれた立場を慮っていかないと達成できない。
    今の日本は一見すると「優しい」人が増えていますが、その寛容さは無関心と表裏一体かもしれない。大切なのは他者への敬意と開放性をベースにした寛容。仲良くする必要はない。尊重するだけでいい。それによって機会の均等は約束される。

  •  やっぱり対談本はおもしろい。
     対談者同士の頭がいいと、ついていけないことも多々あるけれど。
     「男の人にも呪いがある」、ジェーン・スーさんを知っている界隈の人には有名なのかもしれないけれど、目から鱗だった。
     男性の呪い、女性の呪い、加齢の呪い、すべての呪いが早くなくなってほしい。自分の意識を変えることは簡単だけれど、社会的には全然、呪いがなくなってくれないなあと日々実感している。(おじさんが多い職場だからかも)
     結婚じゃなく、「おじさん」と同居しているジェーン・スーさん。結婚の呪いも、早くなくなってほしい。

  • 対談だと、気を遣っている部分が前面に出てしまい、

    あまりスーさんの面白さが出ない気がする。

  • タイトル関係ないこともたくさん話題になってて最高に面白かった。幻冬舎は許せないけどやっぱり作家さんや好きな本に罪はないんだ〜〜
    柔軟さ、知的さ、怠惰、欲望、面白さ、全部揃っているのでジェーン・スーさんのご本はすべて読むと決めている。この本はほかの方との対談で、更にお得感が増してました。感想が書ききれないほどキラーフレーズばかりというか、これ、べつに妙齢の女性以外もどんどんどんどん読んで欲しいよ……
    自分のこれからのこと、大人になってからのこと、どう生きて行くか、という、「おばさん」をテーマにした一冊なのかなと思ったらそんなことなかった。テーマは多岐に渡り、老若男女皆が考えていかなきゃっていうお話もたくさんあった。スーさんや対談の相手の方ほどの経験や年齢を重ねないと今回の本で出てきたような話の境地までたどり着けないのかもしれないけれど、たとえば男女関係のこと、エンターテイメントのこと、世代が違う方や職業が違う方ともきっと意見が違ってもスーさんなら興味深いお話にしてくれそうな気がするから、また他の方ともたくさん対談して、本を出してほしいなあ。大変、大変面白かったです。

  • 意外と加齢の話よりも「今の時代をどう生きるか」みたいな話がメインだったような。パイセン達かっこいいです。

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著者プロフィール

1973年、東京都出身。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティー。『ジェーン・スー生活は踊る』(毎週月~木曜午前11時TBSラジオ)に出演中。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』(幻冬舎)で講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』(ポプラ社)、『生きるとか死ぬとか父親とか』(新潮社)、『これでもいいのだ』(中央公論新社)、『ひとまず上出来』(文藝春秋)、『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など。

「2022年 『OVER THE SUN 公式互助会本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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