労働2.0 やりたいことして、食べていく [Kindle]

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  • PHP研究所
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感想・レビュー・書評

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  • 芸人の中田敦彦が、文字通り自分のやりたいことを仕事にして食べていくことを説いた一冊。
    2019年出版。

    その前後の彼の行動を見てると、言ったとおりの生き方をしてるので、説得力があった。

  • 人生100年時代と言われ、
    働かなければならない人生の期間が
    どんどん長くなっていきます。

    そんな中、自分にとって良い働き方を
    見直してみる必要があるかもしれません。


    本日ご紹介する本は、
    これからの時代の働き方について、
    著者の考えを紹介した1冊。

    ポイントは
    「意思と能力」

    ”短い時間でたくさん稼げる”のが良い働き方と言われます。

    しかし、本書で言う良い働き方は、やりがいがあって、稼げる仕事。

    仕事にやりがいがないと幸せが感じられにくいもの。
    また、仕事にやりがいがあっても、稼げないと続けられません。

    やりがいには自らやりたいという”意思”が必要。
    そして、それをやり遂げるには、そのための”能力”が必要です。


    「やりたいこと」

    やりたいことは、実は自分が得意なことだったりします。
    そして、自分の才能は、自分ではなかなかわからないもの。

    人とたくさん接することが、才能を見つける上では有効。
    人から自分はどう見えるのか。
    そして、自分はその人がどう見えるのか。
    新たな出会いを得ていけば、世界が広がり、
    その中で、ほんとうにやりたいことが見えてくる可能性が高まります。


    「チーム」

    良い仕事には意志と能力が必要ですが、
    全て一人が持っている必要はありません。

    強い意志を持っている人と必要な能力を持っている人が
    組んで仕事をすれば、良い仕事ができます。

    自分が参加しているチームに意思と能力があるかを
    見直してみるといいかもしれません。


    意思を持つ人と能力をもつ人との、
    動的ネットワーキングがこれからの新しい働き方のひとつです。
    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    会社組織というものは、優秀でない人たちが沈殿する仕組みになっている
    人はなぜ働くかと言うと暇だから
    やりがいがあり、稼げる仕事を見つけるためにとことん自分と向き合う
    「何かをやりたい人」がいて、「何かができる人」を集める。
    誰もが得意不得意を持っていて、それぞれに価値がある
    志は高いほうがいいけど、小さく成功体験を積んだほうがいい
    自分の今持っているもの、コミュニティの範囲、興味の所在に目を向ける
    似たり寄ったりの人たちの間に差が出るとしたら、志の有無
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 やらされ仕事で、一生を終えるな!―脱・歯車の道
    第2章 「やりがい至上主義」「コンテンツ至上主義」にとらわれるな!―「働き方」にまつわる思い込み
    第3章 「やりたい人×できる人」が奇跡を起こす!―強みの見つけ方と活かし方
    第4章 プロ崇拝などナンセンスだ!―“Just Do It."のすすめ
    第5章 時代を読み、利益を生み出せ!―中田式・アイデア発想法
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • お笑い芸人が書くビジネス、自己啓発本なんてと思っていたが、なかなか読ませる本でした。
    テレビでは松本人志に媚びない生き方で注目していたが、ビジネスにおいても非常に信念を持って、成功哲学を気づいている。例えば、歯車になっても経営と会社をしっかり見ること。「やりたい人」x「できる人」どっちになりたいか。お金をもらえればプロなど。面白い視点で説明されている。
    今後の中田氏の活躍と成長がより楽しみになるビジネス本でした。

  • 労働における基本的な考え方から今の時代に沿った価値観へ転換をオリエンタルラジオ/RADIOFISHの中田氏が独自の経験則から書き記した本書。中身は深く無いにしてもこれからの社会人入門書としてお勧め。

  • こうした不満を並べている人々に、会社を変えることはできません。会社のあり方を決めるのは経営者。雇われ側の出る幕ではないからです。

    自ら会社を立ち上げて経営すればしたいことができるのに、なぜわざわざ雇われ側という制約のある場に身を置いて不満を言うのですか?

    いい会社に入って良い待遇で働きたいとは思うのに、自ら仕事を作ることは考えつかないのです。

    ひとつの職種、ひとつの会社、ひとつの場所にとらわれないこと。ひとつの場に雇われるだけでなく、雇う視点も取り入れ、随時変化と進化をしながらやりたいことを実現させて、食べていくこと。そんな新時代の働き方を、私は労働2.0と名付けたいと思います。 

    仕事とは人に役立つ暇つぶし
    人間がなぜ働くかと言うと暇だからなのです。もし一生生活するのに困らないだけのお金があったら、果たしてその人はただ遊んだりゴロゴロ寝たりする時で過ごすでしょうか。それは無理でしょう。きっと退屈で死にそうになるに違いありません。人は時間があれば何かしたいと思う生き物です。そして、できれば周囲に役立つことをしたいと思うものです。そばにいる誰かに、もしくは集団に、もしくは社会に喜んでもらう。

    不満顔で働くより、リスクを恐れず、楽しく働く方が良いに決まっています。それには人に使われる「やらされ仕事」でない方がいい。自分自身の適性に合った「やりたい仕事」をやった方がいい。

  • オリエンタルラジオ・中田敦彦さんが、やりたいことを実現していく働き方を提唱した本。

    芸人として、Youtuberとして、アパレル事業の経営者として、活躍を続けている中田敦彦さんの思考の一部を、本書を通して理解できます。

    やりたいことを実現するには、まず「自分の強み」を把握することから。自分の強みは簡単には見つかりません。ピンチになったときに見えてきたり、人から教えてもらったり、自分の弱点を別の視点で見たりなどしたときに、強みの一端が見えてきます。

    強みの一端が見えてきたら、その強みが活かせるよう仕事のやり方をアレンジしてみましょう。

  • kindleのセールで購入。思考の実験をして、挑戦している姿が伝わってくる。

  • やりたい人とできる人がいる
    筆者はやりたい人だったから、やれないことはできる人に頼んだ
    自分なんて、と思わない
    どちらの人も個性

    弱点は美点になる
    小さな個性も組み合わされば逸材になる

    会社はいつか辞める
    その組織の中でできることを探す
    文句を言うなら自分で経営
    できないのから歯車に
    これが資本主義 

  • ニュースピックスでホリエモンと対談しているのを見て購入。もともとテレビで見ていて頭がいい人だなと思っていた。芸人として若くして売れ、現在多方面で活躍している彼のことを知りたいと思った。全般的に物事の本質をつかんでいていいこと言ってる。でもやっぱりアパレルのこととかサロンとか有名人だからできるんだろうなという思いが残る。あまりビジネスの参考にはならない。

    「いつかは会社を辞めよう」と思ってほしい。
    会社を辞めようと思っていない人は優秀ではありません。
    優秀な人ほど「自分はこの組織には収まらない」と感じるもの。
     →確かにそうなのだ。ずっと感じている。

    損する職人が世の中津々浦々に眠っている。
     →そういう人をうまく利用できたらいいのにね。

    ゆとり教育、文部科学省は全学校に向け一律に授業時間の削減と内容の簡易化を断行。その末に起こったのは、教育レベルの低下でした。これが勉強が苦にならない子供の存在を無視した結果であったことは明らかです。一時期問題になった「全員で一緒にゴールする徒競争」と同じ間違いがここにもみられる。
     →こういう教育では人は伸びないですよね。この人が政治家になってもいいですね。

    褒めて仮設を立てて質問する。
    だいぶ天狗になってる自分はすべてを知ってるという感じはする。

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著者プロフィール

1982年生まれ。2003年、慶應義塾大学在学中に藤森慎吾とオリエンタルラジオを結成。04年にリズムネタ「武勇伝」でM‐1グランプリ準決勝に進出して話題をさらい、ブレイク。またお笑い界屈指の知性派としてバラエティ番組のみならず、情報番組のコメンテーターとしても活躍。14年には音楽ユニット「RADIOFISH」を結成し、16年には楽曲「PERFECTHUMAN」が爆発的ヒット、NHK紅白歌合戦にも出場した。マルチな活動はとどまるところをしらず、18年にはオンラインサロン「PROGRESS」を開設。さらに19年からはYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」の配信をスタートし、わずか1年あまりでチャンネル登録者数が250万人を突破。いまもっとも注目されるユーチューバーでもある。

「2020年 『幸福論 「しくじり」の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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