頂きはどこにある? (扶桑社BOOKS) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 良書である。発行された2009年に出会っていればと思ったが、Never too lateということで今に感謝。ぜひお勧めします。

    以下個人的まとめ。

    **********

    1. 山や谷があるように、人生にも浮き沈みがある。人生の山は順境、谷は逆境である。

    2. 多くの人は山に長く留まれず、すぐに谷に落ちてしまう。また谷に落ちるとそこからなかなか抜け出せない。

    3. 山から谷への転落の原因は「慢心」である。慢心ゆえに山はいつまでも続くと思ってしまい、山に留まる準備を怠ってしまう。

    4. 谷からなかなか抜け出せないのは「恐怖心」にある。この谷は永遠に続いてしまうのではないかと思い、山にいる自分をイメージできない。

    5. 山や谷が起こることは変えられない。しかし、事象における心の捉え方は自分で変えられる。

    6. 谷に落ちたらまず恐怖心を振り切ろう。谷に落ちた原因があるはずだ。そこから学ぼう。将来なりたい自分像を描き、そこに近づけるよう行動しよう、そうすれば事態は好転し、素早く谷から抜け出せる。

    7. 山にいたら長く山に留まれるよう、努力を怠らないようにしよう。いつ来るかもしれない谷に備えよう。

    8. こうすれば、山に長く留まることができ、谷に落ちてもすぐに抜け出すことができ、山の回数を増やすができる。

    **********

  • 前作のチーズはどこへ消えた?に比べると、やや抽象的な内容のため少し難しく感じた。 調子が良くても決して驕ることなく、苦境の中でも何かがあることを忘れずにいきたいと思う。

  • 人生の山と谷。それぞれで感じることは人により違う。谷だと思ったときは、そこから何を得て、自分を成長させるか考える、そんな考え方が必要。

  • 『チーズはどこに消えた』と同じく、生きていく上で大切なことを教えてくれました。

    本自体は薄いけど内容が濃くて、たくさんのことを学べます!

  • 同じ出来事であっても自分自身がどう評価するかで、行動や結果は変わってくる。辛いことでもそれほど悪いことではないと考えると事態は好転する。 
    出来事は変わらなくても出来事に対する感じ方でかなり差がつくと感じた。

  • アンリミテッドにて読了。一度、紙の本で読んだが、再読。面白かったが、コロナやその他いろいろなものを見聞きした今は、多少お花畑的な内容に感じてしまった。しかし人がいきるうえで必要な心構えの基本が学べる良書。自己啓発の古典的な本。

    今回は星三つ。

    下記にハイライトした個所をコピペ:

    10
    オレンジ色のハイライト | 位置: 140
    「『山と谷』というのは、どういう意味ですか?」彼は聞いた。 「『人生の』山と谷──仕事や私生活で味わう浮き沈みのことだよ。  そういう順境や逆境は、数分間かもしれないし、数カ月間か、もっと長いかもしれない。  人に山と谷があるのは、地上に自然の山と谷があるように普通のことなのだ。どちらの山と谷もいたるところにあり、同じようにつながっている。  仕事でも私生活でも、幸せを感じる部分もあれば、不幸を感じる部分もあるだろう。当然のことだ。世界中のどの人も、どの文化圏の人も同じだ。人間につきものなの


    オレンジ色のハイライト | 位置: 150
    「君がどう感じるかは、おおむね状況をどう見るかにかかっている。カギとなるのは、自分に起きた出来事と、自分をどう評価しているかを分けて考えること

    メモ自分への評価と、自分に起こることを混同せず、分けて考える、とのこと。

    オレンジ色のハイライト | 位置: 184
    「いや、そうはいかない」と老人。「誰も一つところにとどまることはできない。たとえ物理的に一箇所にとどまっていたとしても、心は常にあちこちさまよっている。  解決のカギは、そうしているその一とき一ときをあるがままに『真に』楽しみ、感謝すること


    オレンジ色のハイライト | 位置: 201
    若者は考えてみた。「金メダルを獲った場合と比べるからでしょうか」それから気づいた。「谷を少なくしたいなら、比べたりしちゃいけないんですね。その時点で幸せなことを楽しめば、もっともっと山にいる気持ちになれるんです


    青色のハイライト | 位置: 405
    「エゴは、山では人を 傲慢 にし、谷では怯えさせる。現実を見えなくさせ、真実をゆがめるのだ。  山にいるとき、人はエゴのせいで物事を実際よりいいように見てしまう。谷にいるときには、実際より悪く見てしまう。  そのため、山はいつまでもつづくと思ってしまうし、谷には終わりがないと怯えてしまうんだ」  若者は老人の次の言葉をノートに書きつけ


    オレンジ色のハイライト | 位置: 511
    しかし、彼にとってもっと重要なのは、恐怖心による谷を自分でたくさんつくり出してきたということだ。その時点では気づいていなかったとしてもだ。  谷とは失ったものを求めることだとすれば、自分は失ったものを手に入れる、または取り戻すことができないのを恐れたのだろうか、と彼は思った。  逆境が長くつづくこともあるが、恐怖心を乗り越えればたちまち気分がよくなることはわかっ


    オレンジ色のハイライト | 位置: 551
    恐怖心は人を引きとどめるが、真実はうまくいくよう手助けしてくれる、ということがしだいにわかってき


    オレンジ色のハイライト | 位置: 577
    頂きのビジョンは、彼をむしばむ恐怖心を消し去っただけでなく、明確さと先へ進む強さを与えてくれ


    オレンジ色のハイライト | 位置: 588
    彼は思った。「高いところからは、驚くほど多くのものが見える。谷にいるときに重要なのは、もしも山にいたらどんなものが見えるかを想像することだ」  谷でもいろいろな発見ができるということが気に入った。そうなら、今度谷になったときにもそれほどつらくはないだろうし、もしかしたらプラスにできるかもしれないから


    オレンジ色のハイライト | 位置: 699
    その後、彼は別の新しい「具体的なビジョン」をつくり出した。今回は、彼女のような女性がいっしょにいたいと思うような人間になっている自分を思い描いた。そして、おそらくもっと重要なのは、それは彼自身が「なりたい」と思う人間像だったことだ。  彼は、そのよりよい自分を細かいところまで想像した。あまり深刻に考えすぎず、いっしょにいて楽しく、しかし私生活でも仕事でも真の向上を目指す

  • チーズより抽象的で分かり難かった。
    短時間で読めるのだが、それだけ得るものが少なくないように感じた。

  • 山と谷、山の前には必ず谷があり、谷があるから山がある

  • ポジティブ心理学と根底で通ずるようなメッセージ。ただ、圧倒的に読みやすくて共感しやすい。自分も今日から示唆を心に刻み込んでビジョンに向かって邁進しようと思った。

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著者プロフィール

スペンサー・ジョンソン

Spencer Johnson, M.D.

1938〜2017。

心臓のペースメーカーの発明にたずさわった医学者でもあるジョンソン氏は、さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加。

ケン・ブランチャード氏との共著『1分間マネジャー』は、マネジメント論の古典として読みつがれています。

『チーズはどこへ消えた?』は日本でも歴史的なベストセラーとなり、全世界で数多くの読者に影響をあたえました。その待望の続編『迷路の外には何がある?』のほか、『頂きはどこにある?』など、よりよい生きかたを追求するさまざまな著書を遺しています。

「2022年 『プレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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