東京近江寮食堂 宮崎編~家族のレシピ~ (光文社文庫) [Kindle]

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  • 耐震に問題ある近江寮の取り壊しが決まった。何とか食堂を続けたい妙子・安江の物件探しは難航するが、奇跡的に谷中の大きな空き家を格安で借りられることとなった。東京近江寮食堂再開にこぎ着けた二人は、家主の母親が宮崎出身であることから、宮崎の郷土料理(チキン南蛮、冷や汁…)にもチャレンジすることにし、順調な滑り出し。ところが、しばらくすると家主から、娘・香津葉を預かって欲しいとの強引な申し入れが。香津葉は色々と問題のある娘で、父親は厄介払いしたかったらしい。夜な夜な友達を連れ込んで騒ぎを起こす香津葉に妙子のイライラは募る。

    結婚を控えたカップルのつまらない仲違いを三平汁の工夫で解消させたり、香津葉に料理を教えて更生させたり、と今回も大活躍の妙子。「妙子さんのごはんを食べると、みんなが幸せになっちゃうんだからあ」(by安江)。だが、アル中から立ち直ったはずの秀一は、居酒屋をやめてまた酒浸りの日々に。妙子の心配は募る。

    こんなに品数が多くて格安の郷土料理のお店あったら絶対毎日通う!

    安い赤ワインに醤油を数滴落とすとコクのある奥深い味に変えられるって本当かな。試してみたいな。

  • おばちゃん2人の関係性がなんか良くて。
    お客さんとの会話もほっこりするし。
    最初小娘はイライラしたものの
    1冊目より楽しめた

  • 宮崎編はお醤油の話が料理のカギになっていて、しかも九州の醤油の話だったので九州出身の私にはそうそう!と思いっきり同意したくなることが多くてさらに楽しめました。

  • 前作の世界観か理解できるているので、前作よりも入りやすかった。最後ちょっとホロッとする感じがよい

  • シリーズ2冊目

    近江食堂が取り壊しに!!
    ピンチを救ったのは、古い民家。
    格安で借りたその場所には・・・

    家主の娘。常連たち。
    そして妙子と夫のこの先は。

    人の心が温かい。 美味しいものを食べたら
    大抵なんとかなるよね(笑)

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著者プロフィール

滋賀県生まれ。看護師として病院等に勤務。2009年第3回小説宝石新人賞を受賞し『もじゃもじゃ』にてデビュー。滋賀県の食をモチーフに描いた『東京近江寮食堂』が話題に。そのほかの著書に『GIプリン』『星空病院 キッチン花』『東京近江寮食堂 宮崎編 家族のレシピ』などがある。

「2021年 『おでん屋ふみ おいしい占いはじめました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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