違国日記(4)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing) [Kindle]
- 祥伝社 (2019年4月27日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (213ページ)
感想・レビュー・書評
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傷付き方は人それぞれ★★★★★
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普通なんてないのにね
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ここまできてやっと登場人物たちの関係性だけじゃなくて内面的な部分にも少し接近できるような描写が増えてきた感じがいたします。いろいろありますが、全員がそろって世の中を生きづらいと感じる人たちなのでしょうが、そもそも生きるのが楽な世の中なんてないと思いますので、どうあっても、まあみんな幸せになってほしいと思うのです。
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亡き姉の遺した日記、「朝」の名付けの由来。
社会性低めに生きてる槙生がえみりを救うのいいな。
いっぽう順良に育った朝が、「ふつう」を持ち出して無邪気に周囲を傷つけてしまうの、すごく怖くて悲しい。
母から受け継いだ呪いだ。
笠町くんとはよきようにやってほしいねえ。彼めっちゃいい男では…… -
いろいろとはっとなる。朝ちゃんはけっこう大らかだから、空気読めないタイプなんだな。でもあのお母さんの子だとどういう育て方になるのかしら? 妹に対してあれだったから、っていう反省もあるのか? 地味に佳い男の元カレと元さやになるのかも気になるところだけれど、元さやになると今度こそ破局しそう……、なのを朝が緩衝材になってなんとかなりそう? いや、でも彼女にはなにもさせなそう。
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今巻も面白い。思考をうまく整理できないまま話をする時の台詞がとてもうまい。読みにくいといえば読みにくいのだが、そうそう、そうなるよね、という感じがたしかにある。
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最高。100点。好きです。
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槙生を中心に想いが展開する第4巻。
「つながり」ってひと言で言うけれど、
価値観とか望みとか考えとかいろいろあって、
それぞれが噛み合ったり合わなかったり、
でも人はそうそうひとりでは生きていけなくて。
悩ましいことだなぁと思います。
母→槙生、実里→朝、槙生→朝。
それぞれに違っていて、でもやはり通じるもののある
三つの「朝の風景」が描かれたコマが印象的でした。
ゆっくりと変わっていく日々。この先どうなるのかな。
朝の若さやまっすぐさはやはりかわいいです。 -
夏休みですよ。マキオちゃんの予想通りのグダリ感に親近感を抱く。朝を「犬」に例えたコラムがマキオちゃんっぽくてクスリと笑う。マキオちゃんの影響を与えることへの恐怖心。むしろまっとうな大人なんじゃないかと思う次第。親とはまた違う感覚。つい最近「影響を与えること」が自分の身におきただけに。朝の弁護士先生の物語の必要性のなさに驚くマキオちゃんの気持ちはわかる。そこそこの年なのにナイーブだし、苦手なこと多すぎるし。そんな大人でも許容されたいとつくづくとしみじみ。