- Amazon.co.jp ・電子書籍 (229ページ)
感想・レビュー・書評
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精神科医が老子の言葉を意訳ならぬ医訳して解説する本。
章ごとに、例えば
「ちょっとしんどい」と気づいたら、
トイレの思考
というように、ものに例えて
平易な言葉で受け止め方が書いてある。
かつ、このトイレのイラストがゆるくていい。
本文中にあるが、
上り坂の儒家、下り坂の老荘
という言葉があるそうで、
人生の上り調子のときは論語で礼儀を重んじ、自らを厳しく諫めるような思想を良しとし、
下り調子のときは、社会の外側から「まあまあ、それでいいじゃないか」とゆるやかにいきる。
いつも自分に厳しすぎるとつかれるし。
改めて、自分を甘やかしてあげる時間も必要だと感じた。
そんなふうに、この本を好意的に受け取る自分は今ちょっと疲れているのかも。少しゆるっとしてみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本書は、古代中国の思想家、老子のメッセージを、例え話でわかりやすくし、落ち込んだ心を励ましてくれるような本です。
人生山あり谷あり、気持ちが前向きな時もあれば沈む時もあります。哲学者や思想家、有名な経営者はやはり素晴らしいことを言うもので、その言葉を聞くだけで前向きになれたり、励まされたりもします。
この本もまた、落ち込んでいる時に励ましてくれるような内容が沢山書かれてました。 -
ポップで読みやすい。全てに〇〇の思考と名付けるアイデアが面白かった。
内容は、人と比べない考え方や心得などが書かれている同種の本と、似ているものも多いように感じた。
けれどこの本に書かれているのは、老子の考え方で2500年以上前からある思想だと思うと、その普遍さに驚いた。 -
精神科医が人の悩みについて老師の言葉を用いて解釈した内容。
いくつか腑に落ちる言葉があった。 -
LINE
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ジャッジしないのが大事
といいながらたまにジャッジしてる本
自分の考えに合うものだけを取り込む分には救われる -
精神科医の著者が、人生を語る「老子の教え」は「うつ病」の予防と治療法につながるとの思いから書かれた本書は、まさに悩みの相談に応えてくれる、気持ちがゆったりと癒される珠玉の名編です。“上り坂の儒家(孔子の思想)、下り坂の老荘(老子の思想)” の喩えのとおり、人生が下り坂で行き詰まっている時、老子曰く「まあまあ、それでいいじゃない。それもひとつの人生だよ」と、ストレス・フリ-の状態で休息しながら、自然のままに生きていこうと諭しています。▷「成功と失敗、栄光と挫折の両方を知る人は、おもしろくて強い人」名言です。