僕は君たちに武器を配りたい [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  •  早世した秀才のいまとなっては遺作となってしまったメッセージの一つである。既存の社会への不信感とそれに立ち向かおうとする世代の代弁者の一人の毒のあるしかも有益なメッセージだ。
     日本社会の停滞を既存の社会の維持に腐心する既得権所有者のせいとして、それに立ち向かうべきゲリラ戦を行うべきだという。このアジテーションの裏には志半ばで折れていく若い世代への危機感と不安がある。武器としての意識改革、教養、本当に必要なスキルは何かを述べていく。そしてそれらを俯瞰する視点を持てというわけである。
     筆者がこの国の行く末を見守ることなく、またさらなる叱咤激励をすることなくこの世を去ったことが残念だ。痛恨の極みである。

  • 若い人に向けて書かれた本やけど、とても勉強になった。学生時代に読んでおけば、その後の人生が大きく変わると思う。
    私のような派遣社員を「個人のコモディティ化」と言うんやろな。人と差別化できるものを複数持っていないと、いつまでたっても時給1000円以下でこき使われるよな。ホワイトカラーの労働力もコモディティ化して「高学歴ワーキンクプア」が増えているのに、高卒派遣社員が這い上がる隙は無さそうやけど。アラフィフの今から「スペシャリティ」な人間になれるんやろうか。
    漁師の例えはわかりやすかった。トレーダーの営業力はもう必要ないし、主要産業の移り変わりが激しいので、エキスパートはすぐ時代遅れになってしまう。
    英語だけ身につけても意味はないが、売りになるスキルや知識がある人は英語ができないと損をする。ネイティブよりノンネイティブのほうが圧倒的に多いので、いろんな国のひどい訛の英語を聞き取れることが重要。

  • 電子書籍で10年ぶりに再度読了。

    本書を社会人の初めに読んだことは、以後の自身のキャリア観、キャリア戦略に大きな影響を受けたと思う。
    トレーダー、エキスパート、マーケター、リーダー、イノベーター、インベスターのうち、トレーダーとエキスパートの価値が低下し、残り4つでスペシャリティを有する人材の価値が上がる話など、その通りになっている。
    本書に与えられた武器のお陰で、何とかゲリラ戦を生き残ってこれた気がする。

    瀧本哲史氏の逝去が惜しまれる。

  • BBAの目線で読んでみたが、なるほど投資家ってそういう感じなんだ……と世間知らずを露呈しながら読んでしまった。
    自分自身が「武器」を持てるかはまだわからないが、生き残るのに必要なカケラくらいは受け取ることができたような気がする。

    衷心よりご冥福をお祈りいたします。

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著者プロフィール

瀧本哲史(たきもと てつふみ)
?(生年月日不明) ~ 2019年8月10日
京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授、経営コンサルタント。東京大学法学部で民法を専攻し、卒業と同時に同大学大学院法学政治学研究科助手に。アカデミズムで大変評価されていたが、マッキンゼー&カンパニーに入社を経て、投資家として独立。若い起業家を支援するエンジェル投資家として活動しながら京都大学で教鞭をとり、多くの著名人に影響を与えてきた。著書に、『僕は君たちに武器を配りたい』(ビジネス書大賞2012受賞)、『君に友だちはいらない』『ミライの授業』(以上、講談社)『武器としての決断思考』(星海社)など。2019年8月10日、47歳で逝去したことが16日に報じられた。

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