【電子限定おまけ付き】 ラプンツェル王子の通い妻 【イラスト付き】 (幻冬舎ルチル文庫) [Kindle]

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  • 幻冬舎コミックス
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感想・レビュー・書評

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  • タイトルのイメージとは随分違う内容でした。
    初出は同人誌で、大幅に書き直ししたみたい。

    塔ならぬ心臓破りの坂の上に住む天才画家の克己。
    自ら広い家にこもり、ほとんど人との接触もせずに絵を描いて生活している。芸術家らしくエキセントリックで、絵を描きだすとなにもかも忘れ、描いてるし、デートをしてても彼岸へ行ってしまったり。誕生日も覚えてくれてないし。それでも包み込むようにオカン気質で面倒をみていたアキラ。
    少しずつ、澱のように溜まっていってるなか、克己の長年の夢であるモデルのリオンと出会い、知らないうちに同居を始めていた。
    それでも耐えて今まで通りに週末ごとに家事などをしていたが、克己の無神経な振る舞いに、とうとう根を上げて別れる決心をする。

    ここからの克己の行動が斜め上。
    ストーカーのようにつきまとったり、アキラと別れないために、広大な実家を手離そうとしたり、極め付けが絵を止めようとしたり。そして、スーパーでバイトを始めたのにはびっくり。
    ちゃんとするときは大人のクールな人かと思っていたら、まあヘタレだし、普通の生活もままならないし。

    ほだされてまた付き合うことになるんだけど、いつのまにそんなに好きだった?だし、没頭して描くタイプのひとだったのに、作風まで変わるほど違ってくるの?とは思うけど。
    まあ、結局お互い好きならそれでいいんでしょうね。

  • 金持ちの天才変人画家×ごく普通の世話好き大学生

    ゲイバーで出会い肉体関係を持った翌朝、軽いノリで付き合いを始めた二人でした。
    絵を描き始めると寝食を忘れる克己に甲斐甲斐しく尽くすアキラでしたが、アキラの就職を機に心身ともに疲れていきます。浮世離れした克己にアキラを気遣いというスキルはありません。それでもいいからと付き合い始めたため不満も言えず、仕事にお世話にとどんどん疲弊していきます。そして克己が熱望していたモデルの登場が決定打となり…。

    やばい、プロローグあたりから泣きそう。受けが不憫すぎる…体まで壊しちゃって、涙が止まらない。
    とか言いつつ、途中からは攻めが不憫すぎ。マッチ売りの少女よろしく寒空の下で立ち尽くして肺炎起こしたり!作者、徹底的に攻めザマァをやりつくしましたね〜。

    読み終わってはじめに感じたのは、惚れたほうが負けという言葉。恋愛においては愛が強い方が折れたり尽くしたりとバランスの悪い事が多々あります。彼らははじまりがアレだから、たぶんアキラは気が引けてたんだろうね。克己も神田曰く精神的に安定して丸くなったらしいから愛情はあっただろうけど、恋愛というよりは家族のような無償の愛を享受していたようですね。まるで子供で、嘘や打算がないからアキラも嫌いになれず、私も克己はそこまで嫌だとは思えなかったなあ。
    で、やり直してからは克己の方が幸せそうに負けてますね。嘘みたいに愛情過多(笑)スーパーのバイトがかなり効いてる〜!二人が幸せなら勝ち負けなんて関係ないんだけどね。なんか色々考えさせられました。今回も大変面白かったです。

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著者プロフィール

小中大豆(こなかだいず)・作家・白泉社「指先がすれ違う」にてデビュー・現在、BL各レーベルで執筆中

「2019年 『うさ耳オメガは旦那様に尽くしたい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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