社長の条件 (文春e-book) [Kindle]

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  • 大半は日立会長・経団連会長の中西氏とIGPIの冨山氏の対談です。内容はガバナンスやサクセッションプラン、人材育成・採用に関するもので、冨山氏の本を読んだことがある人にとっては、さほど新しい情報はないと思います。後半はみずほ会長・佐藤氏、コニカミノルタ社長・松﨑氏、アサヒG会長・泉谷氏がサクセッションについて語るという構成です。泉谷氏のパートが迫力ありました。

    【メモ】
    ・コーポレートガバナンス改革の本丸は、CEO解任の仕組み
    ・経営トップは就任した当日から後継者づくりを考えないといけない
    ・「社長になりたい」という人を社長にするのではなく、「社長の仕事をしたい」という人を社長にしないといけない

  • 2021/01/01社長の条件 中西宏明・冨山和彦
    Society 5.0 デジタルテクノロジーによる社会改革を主導
    そもそも30年間の停滞の原因が経団連にもあるはず
    その総括と反省がなければ「空論」に終わってしまう
    事実Society 5.0は痕跡を残すことなく消えてしまった
    Ⅰ.社長の定義
    産業変革期の社長の役割
    守りの経営は短期のみ 成長戦略が基本
    オペレーション得意な社長は、攻めに向かない
    勇気「経営の方向性を変える」鍛える場が少ない
    覚悟 自分の意思決定の結果を受け止める
    エリート教育(中西宏明)

    Ⅱ.コーポレートガバナンス改革
    経営はCEO 取締役会ではない 
    トップ人事 難しく最重要
    「戦略性」の議論 どこへ向けるのか 攻めのガバナンス
    コンプライアンスは守りのガバナンス 

    Ⅲ.教育・キャリア・採用
    社員の沈滞 パイが縮み処遇にメリハリつかず
    オペレーションはできるが、マネジメントは出来ない
    全体感を持持つようにつように

    Ⅳ.事例
    1.みずほ
    ①仕組みがどうあれ実質化②社外取締役の人選
    経営トップ①公明正大②胆力③構想力
    変化が破壊レベルへ
    2.コニカミノルタ
    デジタル・ディスラプション
    データのクラウド化 巨大データが新しい価値を
    経営トップは怒っていることの本質を捉える
    コーチングをどう具体化するか


  • 狩猟社会→農耕社会→工業社会→情報社会→society5.0

    それって、、、

    デジタルトランスフォーメーションがどんどん浸透

    産業構造の変化
    リテールも製造やサービスの在り方も

    日本人が苦手な破壊的なイノベーションをする力で

    サイバーでバーチャルな世界だけでデジタルトランスフォーメーションがリード

    これからはフィジカルと割りでシリアスな領域迄デジタルトランスフォーメーションが染み出す。

    改良的なイノベーションをする力※日本人得意

    ▽求められる経営
    両利きの経営
    既存事業の深化で稼ぐ力を強固に。
    新規事業を探索し事業化。

    ▽求められる経営者の資質も変わる
    ASIS
    オペレーショナルな事、改良改善を積み重ねながら確実にモノを作り確実にデリバリーする
    ※これの得意な人が課長→部長→社長。
    ※ロスメーキング、守りの経営が得意。

    TOBE
    プロフィットやベネフィットの創出、つまり攻め。
    投資って考え出した瞬間から攻めのシナリオを描ける人。取捨選択ではなくサバイブ。
    経営力=意思決定力×実行力
    ※経営のボードのチーム力




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