スギウラが実家に帰るエピソード。なかなか小説を書く気になれない。
マルヒラとヨサノの就職についての会話。ヨサノは新宿でスギウラと会い、そのまま男女の関係に。
スギウラの生活に変化。充実した日常にしばらく小説を書く気が起こらず、かえって悶々とするが、そこを超えて執筆再開。新作「ものするひと」は芥川賞候補になる。
2巻まではひたすら気がめいる話だった。ポメラで小説書くなんて、ネットにつながっていないパソコンでワードパッド使って論文書いてますと言われるくらい引いたけれど、そういう、なんというか世間から取り残された絶望みたいなものの中にあって、小説に光明を見出しているみたいな。
最後は落ち着くところに落ち着いてほっとした。