- Amazon.co.jp ・電子書籍 (136ページ)
感想・レビュー・書評
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真っ白の表紙が印象的です
よくある「余命物語」ではない
親を切る
どうすればよかったではない
今こそ選ぶ
選びなおす
大切なことが書かれていました
電子書籍しか本棚に載せられないのは???です
≪ 選べ直す 家族のかたち 生きるため ≫ -
生死にかかわる病にかかった人がどういう心境になるのか、勉強になりました。ありきたりな言葉を軽々に口にしてはいけないと感じました。
家族は選べる、というメッセージはとても自分にはショッキングなものですが、否定はできないと思いました。自分の家族、親戚関係の今後の在り方を考えさせられました。 -
若くしてガンになった写真家のエッセイ。
自分の生き方、親、家族との関係色々考えさせられました。
親と合わない部分があり、疲れを感じていたので読んで少し楽になりました。 -
病気の有無に関わらず、生きづらさを左右するものは「家族」が大きく影響している。それは、距離がとても近いからだ。家族だからといって干渉してほしくない部分はある。「親しき仲にも礼儀あり」を守ることで良好な関係が築けるものだと私は思う。家族であっても適度な距離感は大切だ。
私も実際に経験がある。母親が過干渉で、父が寡黙。今はだいぶ柔らかくなった方だけれど、親の中に「こうでなければいけない」という理想の親像や子ども像があった印象。固定観念を多くかつ強く持っていて、かなり頭の硬い親だったと思う。
親の価値観については、親が生きてきた生育環境や時代背景が大きく影響しているのだろう。正直、時代に沿って柔軟に考えてくれていたらとか、変化に柔軟に対応していてくれていたらとか、変化を受け入れる心の余裕を持ち合わせてくれていたら、私や姉は、もっと生きやすかったかもしれないと思う。けれど、もう二人ともすっかり大人になってしまった。後の祭りだ。
育った環境や習慣を変えるのはなかなか難しい、もしかしたら今までの生き方を否定することになりかねない。それは誰にとっても怖いことだと思う。だから、親だけを責める気持ちにはなれない。彼らもきっとどうしたらいいのかわからなかったと思うから。自分たちが好きで作った家族、子どもだけれど、思うようにいかなくて困ったこともたくさんあっただろうから。だから私は、これからは自分で自分の人生を選んでいこうと思う。そして彼らにも、人生は自分で選んでいいのだということをわかってくれる日がきてくれたらいいなと思う。
もう、私の中では、親は絶対的ではない。ここまで育ててくれたことには感謝している。でも親は神ではないし、絶対的でもない。今、気づけてよかったと思う。日本の家族観特有なのかわからないけれど、閉鎖的なのもよくないと思う。家族内で問題があったことを口外してはならないと教えられたことがあったけれど、じゃあこの悩みはどこに吐き出せばいいの?となる。今思うと、そういうのを素直に聞き入れる必要なんてなかったんだと思った。私は私の思うとおりに悩みを誰かに打ち明けたり、嫌だと思うことを素直に家族に告げればよかったんだと。
家族は、何か問題が起きた時にそれまでの関係が一気に崩れる。今までなんだったんだろうという気になる。そこまでして保っていた家族とはなんなのだろうと思えてくる。本書でも言っていたけれど、人間は鏡だ。自分一人でも荒れてしまえば、そのうち家族も荒れていく。関係が近ければ近いほど影響が大きくなる。そういう性質があるということは知っておくべきなのだろう。
通読は二回目になるが、今回は、いい距離感を保って読み進めることができたような気がする。それは自分の中で、親との関係に折り合いをつけられるようになってきたからだと思う。これは進歩だと言える。
私の場合もそうだけれど、親が子ども以上に子どもの人生に関与しようとしてくる場合がある。その度に、私は親の人生を生きているような気になってくる。私の人生は私のもののはずなのに。私は親になったことがないし、親になるつもりもないけれど、親になるとそうなってしまうものなのかもしれない。かといって子どもの人生を自分のもののように捉えることは許されることではないと思う。
周りを変えることはできない。ならば自分が変わるしかない。自分の人生を、自分の命を守る以外に、優先することがあるだろうか。
本人以上に不幸に感じて、自分の不幸とすることは正しい反応じゃない。それは本人を思っての行為ではなく、自分のことしか考えていない証拠だ。本人の不幸を本当の意味で理解することは不可能だ。 -
選びなおした家族のこと。安楽死と自殺のこと。
今のゴタゴタが片付けたら、再読して感想書こう。
今後もよろしくお願いします。
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