プラスチック・フリー生活 今すぐできる小さな革命 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 自分でできることをやっていかないと!!
    海の子たちがプラスチックを食べていたり、動物が腐らないから山に捨てられたプラスチックのゴミたちと暮らすのは観てられない。人間の便利さと地球の自然を比べたときに大切なのはどっちだろう。明らかだね。

  • プラスチックが化学物質をどんどん放出しているなんて知らなかった。
    リサイクルできるエコな素材だと勘違いしていた。
    プラスチックゼロにするのは難しくても、少しずつゼロに近づけていきたい。

  • こわいよ!フタル酸エステル…。
    知らないでやっていることがおおいので、読んだ後の変化がとても大きい。「読んだものに影響されやすい。なんでもそんなすぐできるわけじゃないんだから」と家族には言われてしまうのだが、いいと思うこと、知らなかったけど取り入れるべきと思うことをすぐ実行に移すことは間違っていないよね。小さな変化なら変わらないと同じ、というのは大っ嫌いな思想。周りの人にも伝えるのはむずかしいと実感する。…。

    へぇがいっぱい。知ってることもわずかながらあったり、なんとなく根拠なく避けていたことが正しかったり、すでに気をつけていることが紹介されていてドヤっとしたり。

    お箸セット、アルミニウムのストローを持ち歩くことは、もうやってる。
    プラスチックの減らし方は、なるほどがたくさんだった!
    テフロン加工は、やっぱだめだ。便利だけど…。

    なかなかできないなぁと思うのは、ラップを減らすことかな。あと、肝心な、世のプラの大部分を占めると言ってもいいプラスチック包装こそ、なかなか手放せないものではないか。手軽に買っちまうしなぁ。忙しさを理由にして。疲れを盾にして。世の中全体で、ゆっくりでいいからもう「プラはよっぽどでないと使えないよ」という、今からすればかなり不便な、昭和以前!?な世の中に逆行していかないとなぁ。でも必要なことなんだよ。滅びないために。

    ぜひ早く進めたいこと… 商品をまるのまま買うこと。食材むきだしや詰め替えで。野菜、肉、洗剤、いろいろできると思う。液体と冷凍ものがなかなか難しいか。

    プラを減らす代わりに手間が増えることが、変わっていくためのネックになると思う。プラが手間を肩代わりしている。使い捨て、衛生的なもの。医療業界のプラは、ガンだ!! しかも点滴ルートや輸液パックなど、血中にダイレクトに行くものすらPVCとか… 病院いっても毒盛られるんやで。ま、そういうもんだと思ってたけど。

    以下、メモ。長くなるであろう…。続く

    プラスチックはゴミになって海に流れて、海洋生物の命を脅かして、さらに食物連鎖に乗って最終的には人間の食べ物となって帰ってくるからダメだと思っていたけど。それ以前に、プラスチックから直接毒が染み出してくるらしいやん。
    気になっていた、リサイクルについても、ダウンサイクルといって、今あるプラ製品が品質を保ってまた生まれかわれるのではなく、生まれかわるごとに品質は落ちていく。
    そして、リサイクル率には、製品としての再利用のほかに、とかして、エネルギー源に変えての利用も含まれるので、やっぱりプラ自体の利用を減らす方がよさそう。

    この本を読んで生活を変えたいな、と思ってもなかなかすぐには…となる面も多い。ただ、少しでも変えていくことがプラ削減への道であることは間違いないので、腐らずコツコツやるのがいいんでないかな。そして、自分の実践プラス、周りにも情報を伝えること。
    大きな変化は、政府や企業から始まると思うのだけれど、小さな声を発し続けて変化を促すしかないよね! 日本は意識が低いのかしらん。本に出てくる海外の活動家は、みんな小さいころからやってるもんね。親の背中を見るなどして。

    次からは用語など。メモ。

    BPA …ビスフェノールA。内分泌かく乱物質。ごく微量でも、肥満やがんなどを引き起こすとされる。

    PVC ポリ塩化ビニル 
    これは避けられそう! 毒性が強い。そのくせ、子どものおもちゃなどによく見る。なくなればいいのに…。

    フタル酸エステル 可塑剤。レシートの感熱紙に含まれる…。知らなかった。

    世の中のプラ製品の多くは、パッケージ。

    大気中にもBPAが広がっている。プラの野焼きなどによる。

    海洋汚染。海面を漂うプラを鳥や魚がえさとまちがえて食べる。しかし海面に浮かんでいるのは1%で、のこり99%は海中に沈んでいるとみられる。
    プラは、海中に入ると日光にさらされるなどしてかなりのスピードで細かい破片に微細化する。プラは、海中の化学物質も吸着する。殺虫剤、PCB、ダイオキシン、放射性廃棄物や重金属。海中の生物がプラスチックを摂取すると、食物連鎖を経て毒素が濃縮する「生物濃縮」が起こる。

    BPAは結構体内に入りこんじゃっている。世界中のいⒽ都たちの血液。尿、生体組織を検査した研究がある。
    経路としては、飲食が多く、ポリカーボネート製の食品容器や、ウォーターサーバーのボトル、アルミ缶やスチール缶のコーティングから。酸や油、高温にさらされると、より漏れ出しやすくなる。

    BPAは、感熱紙タイプのレシートの顕色剤としても多用される。さわると皮膚につき、あらっても落ちない。食毒材や一部のスキンケア商品には皮膚浸透を強める成分が含まれており、BPAの経皮吸収が最大100倍に増えてしまう。

    BPAフリーつっても、ビスフェノールBとかCとか使っているばやいがあるので注意。

    ポリカーボネート製やBPAフリーのプラ容器で為物を加熱しない。特に電子レンジ。
    油や酸を入れない。

    缶詰はできるだけ避ける。ほとんどの缶はBPA入りのエポキシ樹脂で内側をコーティングしてある。

    →ショック! プラ容器に入っているよりましだと思っていたのに。保存容器はビンしかないか…。

    レシート触らない。もらわない。子ども・妊婦特に。

    フタル酸エステルは塩ビの可塑剤、軟化剤。化粧品や洗面用品に香料を溶かし込むなど、溶剤として。食品のパッケージやラップフィルム、おもちゃ、医療用チューブ、輸液バッグ。香料と一括表記のうえこっそり入ってる(確かめようがねぇ!)
    遊離して、揮発したものや触れたもの、ハウスダストや生活用水、土砂のなかにも存在する。プラスチック分子に化学結合していないため、特に熱や油で食品容器やパッケージから簡単に漏れ出る。

    フタル酸エステルも内分泌かく乱物質。男児への発達の影響、喘息、新生児の神経発達異常、不妊、肝機能障害、肥満、乳がん。

    塩ビはだめ。ポリプロピレン、高密度ポリエチレンはまだまし。


    難燃剤
    プラは燃えるので、添加。毒性が高く、長く自然界にとどまる


    ゴアテックスってテフロンだったんだね。知らんかった。使っている。
    テフロン…ペルフルオロオクタン酸という界面活性剤を使って作られていた。有機フッ素化合物。高温で熱すると、有害な煙を出して鳥が死ぬ。最近デュポン社はペルフルオロオクタン酸を使用中止したと発表したものの代わりに何を?は秘密。企業姿勢的にも、買わない方がよさそう。

    メラミンダメだね。腎結石。
    ポリウレタンのコンドームも。しーん。
    ポリウレタンは、職業性喘息の主因として知られるイソシアネートから作られる。ポリウレタンは非常に燃えやすく、難燃剤が添加されているが、それは企業秘密。

    シリコン。ケイ素主格。リサイクルされないんだって。
    充填剤が心配。なに入ってるかわかんない。食器洗い機は避ける。くすんだら帰る。高温はやめとこ。アレもだめだな。レンジ・オーブン行けるやつ…。ゴムベラも。

  • ふむ

  • プラスチックを使わない、ということに焦点を当てて、具体的に行っていることを紹介する、ブログ記事のような本。

  • 「プラスチック」という単語の語源から始まり、それらが我々の生活を便利にしている反面、我々の身体や地球の環境にどのような影響を及ぼしているのかを知ることができた。

  • 自然環境のことを意識するようになりました。買い物袋有料化だけではあまり変わらないレベルですね。あと日本では100円ショップのほとんどの商品が使い捨てされるプラスティック品ばかりで、すぐには厳しいかもしれません。安いからポイポイ捨ててしまう環境も変えないといけないですね。もっとたくさんの人に読んでもらって危機感を感じてほしい本でした。勉強になりました。

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