大阪アースダイバー [Kindle]

著者 : 中沢新一

• 講談社 (2012年10月11日発売)

感想・レビュー・書評

[masa0612さんの感想 · 2022年1月30日]

スピリチュアルなブラタモリの第二弾。著者は、東京の台地を乾いた土地とし、社寺仏閣や城があり、そこから流れ出た土砂でできた平地を湿った土地とし、花街や墓地などがあるとしている。大阪は、上町台地以外は平地であり、人の生臭さが溢れた土地らしい。なかでも難波はその中心として、記述や思索が多い。大阪の南側の住人としては、納得感のある話でもある。

著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学特任教授、秋田公立美術大学客員教授。人類学者。著書に『増補改訂 アースダイバー』（桑原武夫賞）、『カイエ・ソバージュ』（小林秀雄賞）、『チベットのモーツァルト』（サントリー学芸賞）、『森のバロック』（読売文学賞）、『哲学の東北』（斎藤緑雨賞）など多数。

「2023年 『岡潔の教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」