雪の階 [Kindle]

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  • 中央公論新社
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感想・レビュー・書評

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  • 奥泉光氏の長編てことですごく期待していたんだけども、うーん、わたしにはちょっと合わなかったかも。。。
    昭和初期の華族の暮らしぶりとか、そのころの東京の様子とか、ミーハー的にすごく楽しくて、格調高い感じの文章も雰囲気が合っていてよかったんだけど。ミステリの謎解きがやっぱりわたしにはどうでもよくなってきてまどろっこしいなと思ってしまい、あと、古事記とか神話的な話も苦手だし。惟佐子がもっと活躍すればよかったのに、とか思った。ビ・ビ・ビ・ビパップのフォギーみたいに。
    もっと二・二六事件の話が中心なのかと想像してたけどそうでもなく。ただ、あのころの、太平洋戦争に突入する前の社会情勢、社会の雰囲気がよくわかって、いろいろ考えさせられた。ただひたすら軍国主義とか戦争に向かっていたわけではなく、むしろ平和をめざしていたはずなのに、良識ある賢い善き人々もたくさんいたのに、と。焚きつけたら国民に火がついて戦いに向かっていってしまった、みたいな話がこわかった。。。

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著者プロフィール

奥泉光(おくいずみ ひかる)
1956年山形県生まれ。1986年に『地の鳥 天の魚群』でデビュー。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、1994年『石の来歴』で芥川賞、2009年『神器』で野間文芸賞、2018年『雪の階』で毎日出版文化賞文学・芸術部門をそれぞれ受賞。

「2018年 『夏目漱石 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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