ファンタジウム(2) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 202205/

  •  タダ読み(3巻まで)( ´ ▽ ` )ノ
     
     学校へ通い出す良少年。級友にも担任にも障害(ディスレクシア)を理解されず、いじめにあい、結局はぐれ者同士でつるむことに(>_<)
     一方駆け出しマジシャンとしては、テレビでメンタリストのサカキシンと対決する機会を得る。が、よくあるマジックバトルみたいな展開にはならない。

     全体にかなり堅実かつ誠実なつくりの人間ドラマになっていて、基本 良と北條の成長を描く物語なんだけど、それこそ魔法のように一夜でパッと置かれた状況や物の考え方が変わるわけではなく、疑いながら惑いながら手探りで一歩また一歩前に進んでいくところがリアルだし共感が持てる。
    (「マジックアワー」って、三谷幸喜の映画と本作とどっちが先だったんだろう? 調べてみたら本作の初刊が07、映画公開は08——こっちがギリ先行かもしくは同着か、ってくらいかな?)
    (以下続刊)
    2022/02/19
    #2825

  • 北條さんは良い人だし、理解が無いわけでもない方だけれど
    どうしても経験したことはわからないし、
    良くんも言葉を尽くして説明しようとするタイプではないから
    どうしてもうまくいかないところがある。
    それでもうまくやっていけているところはとても良い。

    いじめに慣れて達観している良くんが、いいような悪いような。
    先生が勉強以外の良いところを見つけてくれるのかと思いきや
    面倒を避けたいタイプだったのにはがっかり。

    テレビ出演で当て馬扱いをされて嫌な思いをするかと思ったら、
    まさかの展開だった。
    サカキ・シンの去る様子をそのまま放送する
    テレビサイドもすごいなと思うが、やりそうとも思う。
    特に昭和とか昔のテレビの場合は。

    諦めているけれど、昔のように目を閉じて数を数えて
    目を開けたら北條がいるシーンははっとした。
    良の心にも明るいものが灯っていたら良いなと思う。

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著者プロフィール

代表作に『アニマルX』シリーズ、『独裁者グラナダ』、『アマイタマシイ』『ファンタジウム』など。公式ツイッターのアカウントは、https://twitter.com/SugimotoAmiInfo

「2015年 『ファンタジウム(9)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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