ファンタジウム(1) [Kindle]

著者 :
  • ナンバーナイン
4.10
  • (4)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 65
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (244ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 珠玉のエッセイが積み重なるような編成です。
    この登場人物とあとあと絡んでくるだろうな、という予想を超えて、あっさりと次の段階(話)に向かったりします。
    その淡白さがとても現実的に感じました。
    買った負けた、の成長ではなく、各自の失敗を受け止めて乗り越えて成長していく話でした。

  •  タダ読み(3巻まで)( ´ ▽ ` )ノ

     天才マジシャンだった祖父の最後の弟子・長見良少年を偶然発見したリーマン北條が、その才能に驚嘆し自分のところに引き取って(彼自身もこの業界じゃ素人なんだけど)世界の大舞台に立たせてやろうと決意する、っていう話。

     てっきりマジシャン同士の異能バトルものになるのかと思いきや、道具の購入や地方営業等々地味なところから始めていく、リアルで丁寧な話運び。
     また良少年がディスレクシアだという設定も重要で、この障害が単なる道具立てでなくむしろ本作最大の主題になっているところが重要。障害の有り様(彼にはどんなふうに文字が見えているのか具体的な描写があってとても分かりやすかった)や教育関係の受け止め方等きちんと取材して調べこんであって、いたく感心させられた。

     構成や画力等アラも多いけど(特にマジックシーン、もうちょっと上手く見せてほしかった(>_<))、真摯でとても好感の持てる作品。
     キャラ画、ときおりだけど小山ゆうのそれを彷彿とさせる。
    (以下続刊)
    2022/02/19
    #2824
     

  • Kindleプライムリーダー版にて。トムクルーズも学習障害だよな。リチャード・ブランソンも難読症だったのは初めて知った。キアヌもスピルバーグも。
    海外のマジック大会で無名新人ばかり出でいる番組を観たことがあるけど、高校生ぐらいの子供がすごい技を披露しているのに驚いた。
    作品と全然関係の無いことばかり書いたが、ようは続きが読みたいということだ

  • マジシャンであった祖父の唯一の弟子と言える少年、長見良。
    ディスクレシアを抱え、両親や周囲の理解もなく愚鈍だとしか扱われない彼の才能を見出し、なんとか表に出してあげたいと奮闘する北條英明。

    会社で働きながら子供一人養い、
    マネージャーとしても活躍するというのは
    実際かなり大変なことだし費用もかかると思うが
    北條は本当によくやっている。
    自分ができなかったことをやれる才能を目にし、
    なまじマジシャンをよく知っているだけに、良が如何に才能を持っているかがわかるからだろうが
    時折空回りして良の意向を聞いてくれないところは気になってしまう。

    良は有名になりたいのではなくて、みんなの笑顔が楽しいのだし
    北條としてはマジシャンとしての成功は有名になること、と思うのも無理はない。
    大人だからこそ、マジシャンとして身を立てられなかった場合、他で食っていくことができるか怪しい良でもあるし
    兎に角売れて世界的に有名にしたいと思うのは当然のことだとも思う。
    良が、おじさんを信じているから言うとおりにする、と自分の意見を伝えないところもすれ違う原因になっている。

    学校にしても、担任の先生に言うか言わないかは本人に相談してほしかった。
    ホームページを作るなど流石社会人だし、写真を撮ってブログを更新するなど中々やりてでもあるけれど
    本名で写真も出してサイトを作っているのだし
    学校の子たちにバレるのはテレビに出ずとも時間の問題だっただろう。

    工藤先生はとても良い先生だった。
    しかし授業中にせめてひらがなのルビを振るとか
    そういったこともなく、わからないまま無理矢理授業を受けて居残りで特別授業を受けるのは苦痛だと思う。
    実際受け入れてくれる学校でもこんなものだということなのだろうか。
    本読めるようになりたいと思ったのがいい

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

代表作に『アニマルX』シリーズ、『独裁者グラナダ』、『アマイタマシイ』『ファンタジウム』など。公式ツイッターのアカウントは、https://twitter.com/SugimotoAmiInfo

「2015年 『ファンタジウム(9)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

杉本亜未の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×