三体 [Kindle]

著者 :
制作 : 大森 望  光吉 さくら  ワン チャイ  立原 透耶 
  • 早川書房
4.41
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本棚登録 : 257
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (454ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 時代を担うSF。
    続編は2020刊行予定。遠い!早く読みたい。

  •  最近ベストセラーになっている中国のSF小説。以前読んだ『折りたたみ北京』の中に本作からスピンアウトした短編が収録されているが、本作はまさに本格SF長編だ。舞台が中国で、時代が文化大革命から21世紀に至るまさしく「現代」であるという点が新しいが、作品から感じる雰囲気はアシモフやハインラインが活躍したSF黄金期のものに近い。

     あとがきでみ指摘されているが、科学考証については必ずしも完全ではなく、ハードSFよりはエンタメ性を重視していると感じられる。特に後半に描かれる宇宙人の描写はどうかと思う。とはいえあくまでもフィクションなのだから、許容範囲だろう。

     本作は壮大な三部作の第一部にあたるとのこと。中国ではすでに出版されている第二部と第三部の日本語版が出たら読みたいと思う。

  • 物理学的なところは弱い分野だけど、ちょっとWikiさんのお世話になりながら読んだ。
    夏頃に小説好きな方がおすすめしていて、中国のSFって…と思って読んでみた。好きなジャンルかというと、星新一とかアシモフとかの感じしか読んでないのでハードだなあ…と。
    変に書くとネタバレしそうなのでふんわりと。
    最初に読み始めた頃の革命の描写から巻末までの展開は、全く予想できない。途中でなんでこんなことになってしまうんだという突拍子もないベクトルへの飛躍があります。SF慣れしてないからかな…。
    SFだからかもしれないけれども、もう少し登場人物の心の描写があってもいいと感じたところがある。でも、重大な決断というか、人間がなんかやってしまう時って、説明がつかない時があるから、それでもいいのかな。そういうものかもしれないと思った。それが本当かもしれない。そうなっていった後の結果から感じることでもいいのかな。
    出てくる団体や思想に関しては、今あるものをパロディ化したものはあまり感じられなかった。リアルに似たものがないと逆に、国や団体に所属するということ、思想を持つということについて客観的に考えられる気がした。今の私たちの世界という手垢がないからかな。中国という国で創作するということの副産物だろうか。
    面白いところがどこか書きたいけど、ネタバレにしかならないのでもうやめておく。
    続きが読みたくて英語版に手を出そうかと思ったけど、物理系の単語とセンテンスを正しく理解する自信がないのでやっぱり日本語版出るまで待とうかなと思っている。後、読み出して他のことが手につかないと困るというのもある。
    日常のものの見方を一変させられる体験がしたかったらご一読を。

  • 結構読みすすめるのは辛かった。伊藤計劃のは楽しく読めたのだが。ワクワクもハラハラするものでもなく、淡々と話が進んでゆく。基礎物理学の進歩を止めるべく、さん対人の手下になっていたというわけか…三体のVRはよくわからんかったなぁ。。

  • とてつもなく面白かった!
    フィクションで体感できるよろこび,興奮,記録更新です!

  • 激しい文革の描写からスタート。歴史、政治、都市、物理、宇宙、VRゲーム、宗教、サスペンス、自然愛護...色んなテーマが幾重に展開されるアツモリSF小説!三体人はどんな容姿をしているのだろう。第二部の日本語版発売が楽しみ。

  • 話題となっている中国発の壮大なSF小説。原著は10年以上前のものだとということだが、2019年になって漸く日本語翻訳が登場。ベースは現実の地球と「三体世界」という三つの太陽がある世界。前半はSFに加えて公安警察風味も濃かったけれど、物語が進むにつれて壮大なSFへと展開する。名前が読み難いのが少し難儀したけれど、物語がもつ魅力と全体的なリーダビリティでぐいぐい引っ張られる。結構な分量があるけれど、本書は三部作の第一部。しかも、第二部は1.5倍、第3部は2倍ほどの分量があるのだとか。どこまで壮大に広がって、どこに帰結していくのか。これは翻訳を楽しみに待たざるを得ない。

  • 「三体」(劉 慈欣 :大盛 望/光吉さくら/ワン・チャイ 訳、監修 : 立原透耶)を読んだ。
    長い!
    しかもこれ三部作だって!
    後ろの二冊はもっと長いらしい!
    話の中身は(文系なのでSFとしての道具立てのすごさはよくわからんが)たしかに面白いわ。
    意表を突かれた感が半端ではない。

  • 壮大なスケールのSF小説だった。文革を始めとする中国の政治事情だけでなく、物理、天文、コンピュータサイエンス等の知識がふんだんに盛り込まれている。サスペンス調で謎解きを交えて上手く展開できていた。組織内政治の描写も上手くなされていた点も印象的だった。

  • 話題のSF大作『三体』。長編(しかも三部作の第一部)だったけど、ほぼ一気に読んでしまった。

    人類と異星人とのファーストコンタクトがあるとすれば、確かにこういう感じかもしれないと思った。すごい想像力だ。

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著者プロフィール

劉慈欣(発音:リウ ツーシン りゅう じきん)
1968年生まれの中国作家。発電所で働くかたわら、趣味でSF短篇を書き始め、1999年、中国のSF雑誌『科幻世界』でデビュー。銀河賞を連続して受賞し、『三体』が2008年に単行本として刊行後に大ブレイク。またたくまに現代中国を代表する作家のひとりとなる。2015年、ケン・リュウ訳『三体』(第一部)によって、翻訳書として初のヒューゴー賞を受賞。『三体』は中国で社会現象となった。2019年7月4日、『三体』邦訳が刊行され大きな話題となり、幾度もの重版を決めている。

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