三体 [Kindle]

著者 :
制作 : 大森 望  光吉 さくら  ワン チャイ  立原 透耶 
  • 早川書房
4.43
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レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (454ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 激しい文革の描写からスタート。歴史、政治、都市、物理、宇宙、VRゲーム、宗教、サスペンス、自然愛護...色んなテーマが幾重に展開されるアツモリSF小説!三体人はどんな容姿をしているのだろう。第二部の日本語版発売が楽しみ。

  • 時代を担うSF。
    続編は2020刊行予定。遠い!早く読みたい。

  • 話題となっている中国発の壮大なSF小説。原著は10年以上前のものだとということだが、2019年になって漸く日本語翻訳が登場。ベースは現実の地球と「三体世界」という三つの太陽がある世界。前半はSFに加えて公安警察風味も濃かったけれど、物語が進むにつれて壮大なSFへと展開する。名前が読み難いのが少し難儀したけれど、物語がもつ魅力と全体的なリーダビリティでぐいぐい引っ張られる。結構な分量があるけれど、本書は三部作の第一部。しかも、第二部は1.5倍、第3部は2倍ほどの分量があるのだとか。どこまで壮大に広がって、どこに帰結していくのか。これは翻訳を楽しみに待たざるを得ない。

  • 「三体」(劉 慈欣 :大盛 望/光吉さくら/ワン・チャイ 訳、監修 : 立原透耶)を読んだ。
    長い!
    しかもこれ三部作だって!
    後ろの二冊はもっと長いらしい!
    話の中身は(文系なのでSFとしての道具立てのすごさはよくわからんが)たしかに面白いわ。
    意表を突かれた感が半端ではない。

  • 壮大なスケールのSF小説だった。文革を始めとする中国の政治事情だけでなく、物理、天文、コンピュータサイエンス等の知識がふんだんに盛り込まれている。サスペンス調で謎解きを交えて上手く展開できていた。組織内政治の描写も上手くなされていた点も印象的だった。

  • 話題のSF大作『三体』。長編(しかも三部作の第一部)だったけど、ほぼ一気に読んでしまった。

    人類と異星人とのファーストコンタクトがあるとすれば、確かにこういう感じかもしれないと思った。すごい想像力だ。

  • すっごいSFですよ、これは。あのオバマ大統領も就任中に読み、これを読んでいれば、つまらない政界のことから気を紛らせられると語ったそうな。
    さて、訳者に大森望氏が入っていることにあれ?と思う人はSF通だろう。英語からの訳者じゃないの?と。まあそこは込み入った事情があり、あとがきに詳しいが、中国語を解さない大森氏が訳者になるということもあるのだ。
    で、それはともかく、このSFはすごい。
    何がすごいって、そのスケールと、SF足りうる仕掛け、とそして文章というか、描いている世界観の美しさ。
    ストーリーはそのモチーフとして、アーサー・C・クラークの「地球幼年期の終り」があるでしょう、と思っていたらそれは案の定というか、著者のお気に入り作家のようだ。クラークさん、生きているうちに会えず残念。
    ともあれ、これは地球幼年期と同じく、地球と異なる世界からの住人の初めての邂逅を描く作品です。そういうのが好きな人は是非。
    冒頭、こんな始まり?と思わせる、あの中国の文革時代の話から読ませます。

  • ‪「三体」読み終わった。歴史的背景の重厚さと、サスペンスと、破天荒が、いいバランスで楽しめた。続きが出たら読みたい。‬
    ‪ただ「星を継ぐ者」と並ぶ傑作、とまでは思わなかったかなぁ。‬

  •  最近ベストセラーになっている中国のSF小説。以前読んだ『折りたたみ北京』の中に本作からスピンアウトした短編が収録されているが、本作はまさに本格SF長編だ。舞台が中国で、時代が文化大革命から21世紀に至るまさしく「現代」であるという点が新しいが、作品から感じる雰囲気はアシモフやハインラインが活躍したSF黄金期のものに近い。

     あとがきでみ指摘されているが、科学考証については必ずしも完全ではなく、ハードSFよりはエンタメ性を重視していると感じられる。特に後半に描かれる宇宙人の描写はどうかと思う。とはいえあくまでもフィクションなのだから、許容範囲だろう。

     本作は壮大な三部作の第一部にあたるとのこと。中国ではすでに出版されている第二部と第三部の日本語版が出たら読みたいと思う。

  • 物理学的なところは弱い分野だけど、ちょっとWikiさんのお世話になりながら読んだ。
    夏頃に小説好きな方がおすすめしていて、中国のSFって…と思って読んでみた。好きなジャンルかというと、星新一とかアシモフとかの感じしか読んでないのでハードだなあ…と。
    変に書くとネタバレしそうなのでふんわりと。
    最初に読み始めた頃の革命の描写から巻末までの展開は、全く予想できない。途中でなんでこんなことになってしまうんだという突拍子もないベクトルへの飛躍があります。SF慣れしてないからかな…。
    SFだからかもしれないけれども、もう少し登場人物の心の描写があってもいいと感じたところがある。でも、重大な決断というか、人間がなんかやってしまう時って、説明がつかない時があるから、それでもいいのかな。そういうものかもしれないと思った。それが本当かもしれない。そうなっていった後の結果から感じることでもいいのかな。
    出てくる団体や思想に関しては、今あるものをパロディ化したものはあまり感じられなかった。リアルに似たものがないと逆に、国や団体に所属するということ、思想を持つということについて客観的に考えられる気がした。今の私たちの世界という手垢がないからかな。中国という国で創作するということの副産物だろうか。
    面白いところがどこか書きたいけど、ネタバレにしかならないのでもうやめておく。
    続きが読みたくて英語版に手を出そうかと思ったけど、物理系の単語とセンテンスを正しく理解する自信がないのでやっぱり日本語版出るまで待とうかなと思っている。後、読み出して他のことが手につかないと困るというのもある。
    日常のものの見方を一変させられる体験がしたかったらご一読を。

  • 結構読みすすめるのは辛かった。伊藤計劃のは楽しく読めたのだが。ワクワクもハラハラするものでもなく、淡々と話が進んでゆく。基礎物理学の進歩を止めるべく、さん対人の手下になっていたというわけか…三体のVRはよくわからんかったなぁ。。

  • とてつもなく面白かった!
    フィクションで体感できるよろこび,興奮,記録更新です!

  • 評判通りの面白さ。あっという間に読んでしまった。
    あとがきにもあったが、J.Pホーガンの星を継ぐものに
    匹敵、それ以上のSF小説ではないかと思う。
    現代にアップデートされたVRゲームの要素と科学的な要素とのミックスが絶妙。また、文革時代の話もあまり読んだ事が無かったので興味深く読めた。中国人の名前が読みにくかったが、慣れれば大丈夫だった。中国の小説も侮れじ。そして、これは3部作という事なので次回作も楽しみ!次もすぐ買います。

  • 2019/9/14読了。

  • スケールでか!

    三部作の途中なので多くは語りませんが… 翻訳出るのはまだまだ先なんだよね… 脱水して待ちたい。

  • 話題の中国SF大作。書評で絶賛されていたためか、ちょっと期待し過ぎたみたい。確かに面白かったが、驚くほどでもなかったかな。

    物語は、文化大革命期の中国からスタートする。中国人作家が描く、紅衛兵らによる当時のヒステリックな思想統制(弾圧、拷問)の様子、興味深い。

    途中、文明の勃興と滅亡が繰り返される「三体」という摩訶不思議なオンラインゲームが登場(これが結構面白い)。このゲームワールドと、ケンタウルス座アルファ星系にある三重星系のリアルワールド(三体世界)との関係、よく分からなかった(人類の歴史を借りて三体世界の発展をシミュレートしたものだということだが…)。

    三体世界では、穏やかな気候の恒紀と、灼熱ないし極寒の乱紀が繰り返され、乱紀には人々を始め生き物はすべて脱水して冬眠する(恒紀が来たら再水化して復活することができる)、というアイデアも面白かった。

    ラスト付近で出てきた、十一次元にわたって膨大な世界を包含している素粒子(陽子)を二次元に展開して人工知能を搭載する、という智子計画(プロジェクト・ソフォン)のアイデアも面白かった。素粒子一つ一つの中にも、微小宇宙(ミクロコスモス)があり、知的生命が文明を築いているとは!

    三体艦隊は、四百五十年後、地球に到着するという。人類は、二体の智子(内部に細工の施された陽子二個)を通じて三体人に監視されている中で、どのように対処すればよいのか?

    登場人物トとしては、勘の鋭い警察官の史強とファーストコンタクトを果たした天体物理学者の葉文潔のキャラが光った。

    そう言えば、ラスト近くで思わせ振りに言及されてる丁儀の前の恋人?の林雲って誰だっけ。本作のどっかに顔出してたかしら?

    続きが楽しみ。

  • 面白かった。特に後半は止まらない。

  • 文革からVR・多元宇宙まで。スケールのでかさと重厚さと読みやすさが両立してて、無類に面白かった。続編の翻訳が楽しみ。

  • 201908

  • めっちゃ売れている中国産のSF小説。文化大革命スタートではあるが、近代中国史を知らなくても十分面白い。その国らしさを持ちつつグローバル展開できる面白さがあるというのは偉い。

    前半は複数の話の流れがあり、それぞれバラバラに感じられるが、後半のネタバラシに入るとそれが一気にまとまって気持ちいい。とはいえこれはまだ全3巻の1巻なので、まだまだ序盤である。これからどのように話が展開していくのか気になって仕方ない。

    中国SFを読んだのはこれが初めてだが、中国産コンテンツの可能性を感じた。よく考えてみたら中国の人口は日本より圧倒的に多いわけで、スタージョンの法則を考慮しても良作の数は相当数あることになる。これからも中国産コンテンツがどんどん出てくるように思う。

  • スケールがとにかく大きく、破天荒さもありながら、小説として破綻していない。ゲームのようなカジュアルさもある。第三部までとりあえず読むと思う。面白い。

    二人の主人公、ゲーム「三体」、ふたつの陽子のくだりが特に面白い。壷中の天のようなイメージで読んだ。
    科学や知性、思考が同じような過程を踏んでステップアップしていく、という前提がややひっかかるのは「ソラリス」などが頭をかすめるからだが、容貌に関する言及と同様に、読者への説明として地球的な解釈をしている、と読めばいいのかもしれない。

    発表から13年ほど経っての翻訳……二部目は2020刊行とのことで、それほど待たなくて良いので楽しみ。

  • SFばかりか、最近はめっきりフィクション類に手をのばすことが少なくなったが、さすがに話題なので読了。スケール感の大きさに圧倒される。今の中国、SFの現況を知るには好著だと思います。ちなみに、PCで読むキンドルアプリの便利さを初体験しました。

  • 話題の中国SFを、ようやく読み終えました!
    何を書いてもネタバレになりそうで、詳しく内容を語れませんが、SF小説をワクワクしながら読んでいた、子供の頃のワクワクが、再び蘇ったくらい面白かったです。(^^)

  • 面白かった。壮大なスケールの物語。日常から離れて物語の世界にどっぷりと浸かることができました。

  • 2006年に中国で発表され、2015年にケンリウによる英訳版でヒューゴー賞を受賞した作品。邦訳版が早川から発売されたのは7月4日。発売後1-2週間で複数のBook FriendsからのおススメメッセージやTweetを受け取ったために読んでみた。文化大革命真っ只中の1967年を起点として始まる物語。古今東西の人類の文明史を下敷きに、ネットゲーム、ファーストコンタクト、次世代コンピューティング、刑事もの、という要素を全て盛り込んだエンターテイメントとなっている。

    中華SFという新しいジャンルを知ることが出来て嬉しい。

  • 最近話題の中国SF、三体。噂に違わず滅茶滅茶面白かった。中国現代史を下敷きに、「幼年期の終わり」と「星を継ぐもの」と「コンタクト」と「SAO」が統合されたような小説。どんでん返しに次ぐどんでん返し、スピーディーな展開は一流のエンターテインメント小説。
    エンタメSF小説といえば最近のヒット作は「The Martian(火星の人)」だったのだけど、角度は違えどそれに匹敵する知的好奇心を煽られる内容だった。

  • 三体 Kindle版 前半、重たい展開が続くが、後半はテンポよく面白い。主人公たちの名前を中国語発音でイメージするか、日本語発音でイメージするかなかなかうまく行かず、困った。と、思ったら、紙の本には登場人物のリストがしおりとして挟まれていて、Kindle用には早川書房からPDF
    が提供されていた。

  • スケールが大きく、物語に引き込まれます。

  • 本当に最高峰に面白いSF。中国SFって初めてだけど、これ以上のSFは読んだことがなかった。

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著者プロフィール

劉慈欣(発音:リウ ツーシン りゅう じきん)
1968年生まれの中国作家。発電所で働くかたわら、趣味でSF短篇を書き始め、1999年、中国のSF雑誌『科幻世界』でデビュー。銀河賞を連続して受賞し、『三体』が2008年に単行本として刊行後に大ブレイク。またたくまに現代中国を代表する作家のひとりとなる。2015年、ケン・リュウ訳『三体』(第一部)によって、翻訳書として初のヒューゴー賞を受賞。『三体』は中国で社会現象となった。2019年7月4日、『三体』邦訳が刊行され大きな話題となり、幾度もの重版を決めている。

三体のその他の作品

三体 Audible版 三体 劉慈欣
三体 ハードカバー 三体 劉慈欣

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