運用設計の教科書 ~現場で困らないITサービスマネジメントの実践ノウハウ [Kindle]

  • 技術評論社
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感想・レビュー・書評

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  • 以下の本と同じ筆者。内容がより充実させたもの。

    [みんなが知っておくべき運用設計のノウハウ]
    https://booklog.jp/users/batchi/archives/1/B0771HZRZ8#comment

    定型的なフォーマットがなかなかない運用設計書の基本が抑えられているので、叩きとして参考にできる。

    データセンターでSIerが絡んで運用するような昔ながらの運用。PCのライフサイクルが厚めに取り上げられていて珍しいと感じた。

    ●1章 運用設計とは
    ・1.1 運用と運用設計
    ・1.2 運用設計の範囲
     ・COBIT 成熟度レベル(0-5)
     
    ・1.3 運用設計に大事な「3つの分類」
     ・業務運用
     ・基盤運用
     ・運用管理
    ・1.4 本番で説明する運用設計パターン

    ●2章 フェーズから考える運用設計
    ・2.1 プロジェクトの全体像
     ・フェーズ
     ・登場人物
     ・ドキュメント
    ・2.2 システム化計画
    ・2.3 要件定義
     ・役割体制図
     ・運用項目一覧(運用設計、フロー図、手順書のインプット)
     ・非機能要求グレード6項目
     ・作業工数
    ・2.4 基本設計
     ・運用設計書の章構成の例
     ・運用フロー図
    ・2.5 詳細設計
     ・運用手順書
     ・台帳、一覧
     ・運用項目一覧、フロー図のフィックス
    ・2.6 運用テスト
     ・範囲の網羅性、条件分岐の網羅性
    ・2.7 運用引継ぎ

    ●3章 業務運用のケースステディ
    ・3.1 業務運用の対象と設計方法
     ・BPMN(Business Process Model and Notation)フロー図
    ・3.2 システム利用者管理運用
     ・運用項目一覧の更新(実施タイミング、実施トリガー、作業頻度)
    ・3.3 サポートデスク運用
     ・同上
     ・問い合わせフロー図
     ・事象切り分けフロー
    ・3.4 PCライフサイクル管理運用

    ●4章 基盤運用のケーススタディ
    ・4.1 基盤運用の対象と設計方法
    ・4.2 パッチ運用
     ・セキュリティホールをふさぐ
     ・バグを改善し安定稼働させる
     ・パッチ適用フロー図
     ・定期パッチ、緊急パッチ
    ・4.3 ジョブ/スクリプト運用
     ・ジョブ管理運用は、基本的にすべて依頼作業
    ・4.4 バックアップ/リストア運用
    ・4.5 監視運用
     ・アラート検知対応フロー図
    ・4.6 ログ管理
     ・障害調査と監査対応
     ・ログの保管期間
    ・4.7 運用アカウント管理
     ・特権ID
    ・4.8 保守契約管理

    ●5章 運用管理のケーススタディ
    ・5.1 運用管理の対象と設計方法
    ・5.2 運用維持管理(基準決め)
     ・サービスレベル管理、キャパシティ管理、可用性管理、
      情報セキュリティ管理、IT サービス継続性管理、運用要員教育
    ・5.3 運用情報統制(情報選別方法、対応の仕組み)
     ・インシデント
    ・5.4 定期報告(情報共有)

  • 10年くらい前に読んでおきたかった。運用業務を幅広く網羅していて、かつ具体的な事例や参考が多いので基本に立ち返る際に読み直したりできる一冊。

    あまり運用経験がない人は第1章、第2章の基礎が役に立ちそう。

    個人的には第3章の業務運用のケーススタディと第5章のケーススタディは役に立つと感じる。

  • おしゃれなテクニックや難解な概念の解説とかはありません。
    初心者過ぎて何を質問して良いかもわからないレベルの運用初心者はこの本から始めればよいと感じました。

    本の内容をそのまま現場に適用すれば、叩き台にはできると思います。
    (初心者は丸写しからしか始めようがないかもしれませんし…関係者のフィードバックを取り入れれば業務として形になって独自性のある設計書になるので叩き台の内容は気にしなくても良いのかもしれません。)

    まさに教科書というタイトルに偽りはないと思います!
    ちなみに、意識低い系の方もちゃんと救済してあげるという著者の優しさでできた本なので、意識高い系の方は他の書籍へ知識欲をみたしてください。

    とりあえず、私の役には立ってくれそうです。

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