一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた [Kindle]

著者 :
  • SBクリエイティブ
3.96
  • (15)
  • (21)
  • (13)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 369
感想 : 24
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (509ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ストーリー性によって印象に残るようにしようということで、面白話も散りばめられていましたが、一度読んだら忘れないか、というと、少し誇大広告かなというのが正直なところです。
    ただ、時代構成はわかりやすいと思います。
    同シリーズ世界史同様、年号がないのは、やはり不便で、せめて巻末に索引があったらなぁ、地図がもう少しわかりやすかったらなぁというのが正直な感想でした。

  • 受験の時は知識詰め込みで勉強していた日本史をもう一度体系的に学んでみたいという気持ちはありつつも、なかなかとっつきにくくそのままになっていた。
    本書は各時代の政治の担い手にフォーカスして物語のように日本の歴史を追っていて、読み物感覚で一気に読めた。その中で政治支配の仕方の変化を大きく捉えることができ、流れを理解できた。
    ここでは文化についての記述は限定的だったり、経済や社会の記述も政治との関わりがあるところが中心だが、今後もっとそういうところも知りたい気持ちは湧き、日本史に関する興味がさらに湧いた。
    もう一度歴史を学ぼうとするきっかけの一冊としてちょうどよかった。

  • 立派な読み物参考書というふぜいの、
    よくまとまった本なのだけど、
    ちょっと入ってこず…。

    拒否反応でもあるんかな?わし。

  • 全然忘れてはいるけど(私の記憶力の問題)、歴史をザッと洗うには良い本

  • もはや教科書と言って良い、改めて学び直すのにはとても良い教材だと思う。
    次は世界史編も読んでみるが、「流れ」や「ストーリー」が大事だということを感じられる。
    個人的には江戸時代や明治時代は時間的にも長いが、大正時代が意外にも濃厚だったのは新鮮だった。

    筆者のYoutubeは見たことないがこれを樹にちょっと見てみようと思う。

  • 約半分読んだ。さらさらと小説を読むように歴史の流れを理解できそうだ。ただ、藤原氏、源氏、平氏、北条氏、沢山の天皇の名前はやはり混乱する。1度ではなかなか。これから、徳川氏とかもっと増えるよね。大丈夫かな。

    さて、昨日読んだ”新もう一度読む山川日本史”と違うところは教科書の流れとそもそも違うところ。同じ時代の中で年代があっちいったり、こっち行ったりしない。年代も元号も出てこない。それだけで、スッキリ読めることにびっくり。

    まとめの図もシンプルな作りなので、私のように歴史の知識が不足している人には理解しやすくてよい。
    ただ、基本二色刷りの冊子(時代ごとの色分けはある)なので、写真とかイラストはほぼない。美術品や建築物、肖像画などビジュアルを認識するには山川日本史が教科書に即しているのでよい。日本史を知るにはどちらも読めってことでしょうか。

    ただ、連日歴史本を読んで、歴史に疎い私も少しだけ歴史をしれた二日間。

    追記:読み終わっての感想。戦国時代や第二次世界大戦などの多数の人や国が関わる事柄も端的な図表で示されていて、歴史小説などを読むときにはこれを見ながら読んだら少しわかりやすいかも…と思えるものだった。
    最後の巻末付録が良い。教養としておさえておきたい文化史。年代も覚えておきたい人のための日本史年表。さらっと振り返るにはとても良いと思う。

  • これを読みながら寝るとよく眠れます。
    興味が無いわけでもなく、めちゃくちゃあるわけでもないのでちょうど良いです。
    年号や名前を覚えなくても別にいいやと思って読む歴史って面白いですね。

  • ・今まで知らなかった、かつ、重要なことを学べてよかった。
    ・年号がまったく無いので、重要なイベント(保元の乱、承久の乱とか)が何年だったかわからないのは少し困る。
    ・明治以降のイベントも簡潔に書かれていてわかりやすい。
    ・江戸時代終わり頃から第二次世界大戦終結までの政治、外交は行き当たりばったりという印象。限られた勢力(Victoria3でいう地主勢力、資本家)が国の方向性を決めていたのが失敗の原因のように推測される。

  • 年号は使わずストーリーとして日本史を記述していく体裁を取っており、自分のように学生時代ろくすっぽ歴史を勉強していない社会人が学び直しとして取り組む最初の一冊としてとっつきやすい。
    戦後の章に入る頃から著者の政治・経済的な嗜好が見え隠れしており、この本に限らないことだが、1冊だけ読んで終わりではなく類書も読む必要がある。

  • 歴史の授業はどうしても、一つの時代に対して、政治、経済、文化などを順に紹介するので、私のように記憶力が良くない人間は、明治時代の政治を紹介する頃には幕末の政治の話なんて忘れてるわけです。

    そこでこの本を読むと、日本史の政治的な流れが一気に把握できるというわけです。

    ただ個人的には、年号は雑音なので記載しないというのは、古い時代ならいいのですが、明治以降の大量の情報が残っている=細かく解説が可能な箇所では紹介されてても良かったのではないかと思いました。内閣がすぐに総辞職したといっても何年ぐらいだったのかとか気になりますしね。あと、絶対忘れないことはないとは思いましたが、江戸の武士が生活に余裕がなかった理由なんかは忘れなさそうです。

全24件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

山﨑 圭一(やまさき けいいいち)
早稲田大学教育学部卒業後、公立高校で地理・歴史を教えながら、昔の教え子の要望を受けてYouTubeで世界史授業の動画配信をスタートすると、授業のわかりやすさがたちまち評判になり"ムンディ先生"の愛称で呼ばれるように。
授業動画の配信本数は500本以上、累計再生回数は3000万回を超える。大の世界遺産好き。
『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』(SBクリエイティブ)等著書多数。

「2023年 『見る・知る・学ぶ 世界遺産でぐぐっとわかる世界史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山﨑圭一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×