ユリイカ2019年8月臨時増刊号 総特集=松浦武四郎――アイヌ民族を愛した探検家 [Kindle]

  • 青土社 (2019年7月30日発売)
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本 ・電子書籍 (333ページ)

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  • 松浦武四郎に関係する人達の寄稿を纏めたもの。
    その分野に応じた様々な内容を知ることができる。
    かなり詳細の研究結果も含まれている。
    ビジュアルが多いのも特徴。

    以下抜粋~
    ・松浦武四郎は北海道の地名などを地図に書き残していますが、これもノーベル賞級のものすごい業績だと思います。
    何千箇所のアイヌ語の地名を残してくれましたから。
    彼が内陸に入ってこの仕事をしてくれなかったら、海岸線以外のほとんどのアイヌの地名は残らなかったと思います。

    ・ところで、武四郎はどのようにして旅の資金を調達していたかというと、親から援助を受けていたわけではなく、石に字を彫ってハンコを作る篆刻によってお金を稼いでいた。

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著者プロフィール

松浦 武四郎(まつうら たけしろう)
1818年3月12日 - 1888年2月10日
幕末から明治にかけての探検家、浮世絵師、著述家、好古家。16歳から日本国内をめぐり平戸で僧となるのだが、親兄弟を亡くし天涯孤独の身となって、還俗して蝦夷地探索に向かう。江戸幕府から蝦夷御用御雇となり、「東西蝦夷山川地理取調図」を出版。1869年に開拓判官となり蝦夷地に「北海道」と命名した。北海道各地の名を、アイヌ語地名を参考にして選定した。
代表作に『アイヌ人物誌』、『三航蝦夷日誌』。北海道の礎に寄与した功績から、『松浦武四郎選集』刊行、そして多くの伝記文献・伝奇小説も記されている。

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