嘘と正典 [Kindle]

著者 :
  • 早川書房
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レビュー : 3
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  • 6編中3編が、亡くなったコミュ障の父親の真意を、魔術や競走馬、民族楽器といった馴染みの薄い小道具を通して探っていくというストーリーで、新味に乏しい。
    主人公の内面もただ外からなぞるだけの描写に終始し、余韻に残らない。

    表題作が唯一読ませるが、ホワイトが時空間通信のパラドックスを知りながら、まんまと予言の自己破壊を企てる意図が意味不明で、どうせならエンゲルス裁判の証言に立つ電信技師を中心に物語を組み立てた方がマシだったのでは?

    それより『魔術師』の冒頭の「年齢の割には老けているように見えるが、それでもまだ十分に男前だ」という文に引っかかりを覚えた。
    「それでも」の使い方がそもそもおかしく、何が「それでも」なのか意味不明。

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