ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~ (2) (角川コミックス・エース) [Kindle]
- KADOKAWA (2019年10月4日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (161ページ)
感想・レビュー・書評
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異世界(魔界)の異種族間のコミュニケーション。
それぞれ異なる身体性と文化を持ち、そのなかでもコミュニケーションしあう様が描かれていて、ディテールが非常にリアルで面白かった。
ただ、以下の点は自分には難点で、2巻まででよいかな、となった。
・物語としてはあんまり目的らしいものも強くなくて退屈
・「基本的にみんな仲良し」な世界観には違和感が強い
・現実の動物のアナロジーが強い(もっと「魔界」ならではの話が見たかった)
・文化や文化差(特には文化差に起因する摩擦)の掘下げが甘く、あくまで即時的なコミュニケーションの差の話に留まる
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仲間を増やしながら旅を続ける先生。
ある程度慣れた相手とのやりとりでも、少し新しい要素が入っただけで全く通じなくなる面白さ。
あとこの漫画は、明確な正解を言葉にしないところがあるので、読むほうも考えながら読めて楽しい。 -
異種族とのコミュ。。。
スライムでも相手になるんかーい! -
魔界に住む異種族と何とかしてコミュニケーションをとる話の2巻。
1巻は新しい種族とコミュニケーションを取る方法を探るような話が多かった印象だが、2巻はお互いに話が完全に通じないながらも、固定されたメンツでの旅路が描かれている。登場人物の性格も分かってきて、このぐらいの距離感は望ましいように感じる。
相変わらず手探りで文化や行動を探っていくシーンが楽しい。
目的地にはそろそろ着くようだが、次巻はどうなるんだろうか。 -
ケモがいっぱい出てくる言語学ファンタジー。最高な要素だらけ。はー大好き。
ストーリー的には1巻からさほど目新しい進展はないですし、主人公と他キャラとのコミュニケーションもあんまり成立してないどころか一部後退してる印象も。
とはいえ実際の言語学とか民族学もそんなペースなんだろうな、とも思います。
新キャラがまたモフモフかわいい…口元もかわいい… -
「良い」「良い」モウさんのキャラがなかなか良い。今巻もなかなか良かった、いいよねこう他種族とのすり合わせで何とかコミュニケーション取っていくの。
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ファンタジー世界に調査に向かった「言語学者」のハカバくんのお話の2巻。
ファンタジー世界をこの方向から観察するなんて意外性があって面白い! いわゆる「魔物」たちと「コミュニケーション」を取らなくちゃならないわけなんだけど、一口に「言語」と言っても、音声だけではなかったり、物事の捉え方が違ったり、概念がちがったり…。今まで考えたことがなかったけど、そりゃ、ちがう種族だったら、まったく違う常識の中で生きてるはずよね!ってのを、淡々と描いているのが面白い。
2巻では、別の種族の「言語学者」さんと知り合うことになったりして、またまた面白くて深い考察の数々が!
よくこんなこと思いついたなぁー。早く続きが読みたい。