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感想・レビュー・書評
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ゼミの前期試験も兼ねた、鎌倉での吟行と句会feat.エレファントがカシマシしているような先輩こと隼先輩がメインの回。
『今』のままを受け入れてくれる仲間がいるって、いいわね…になった巻。
他の学生とは違う状況の学生生活を送っているみどりさん。
外見が壁となって"自分"の正確な評価を受けられていないと感じているレンカさん。
ある種の諦観を抱えていたであろうゼミ生の2人が、『俳句』を通してあったけえ気持ちになっていく様子が嬉しいね。
前の巻では、自己肯定感ジェットコースターの薺さんにスポットが当たっていたので、いつかは春信くんのお当番回がくるかしら。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
吟行に行く、が「銀行に行く」と変換されてしまうのは面白いというか、俳句の面白さは日本語の面白さなんだな。
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2巻、俳句ゼミ一行は吟行に出かける。真夏の鎌倉、その自然や寺や仲間たちとの交流の中で湧いてきた言葉をまた、型にはめていく。ワシは俳句をやったことはないけど、この楽しさと苦しさは本当によく分かるので、いつの間にか心を込めて応援してしまう。
そしてキャラがまた良い。大きくまとめると、芸術系大学、文芸系専攻あるある。こういうヤツいたよ!だし、これ俺だよ!と自らに置き換え、恥ずかしさに震える。
さらに、出てくる句が上手い。きちんと発表者のレベルに合わせて作られていて、それもまたリアルに感じる所以。 -
隼先輩のことを好きになってしまいそう…