麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること [Kindle]

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  • かんき出版
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  • 子供との接し方を再考させられる本。Audible読了。

    伝えたいことを1章に1つまでとしている構成。
    端的な言葉でスッと理解しやすい文体で読みやすい。
    章の終わりに「まとめ」があるのも要点を確認しやすい。

    定期的に読み返したい章は
    02手をかけないほど、子どもは自立する
    →子どもも経験したことをで判断している。
     etc 昨日おもちゃを返してくれなかったから
       今日は貸してと言われても貸さない
    →局所的な介入の前に理由や背景を確認してみる。

    04子どもは思うようには育たない
    →自分が口うるさく言うのは、
     自分(親)が気に入らないだけで、
     別人格の子どもは異なる評価軸で生きている。

    06親はいい加減くらいでちょうどいい
    →「親がいい加減」という認識であれば、
     悩みやすい思春期の子供も「もっと気楽でいいや」
     と思える環境が作れるかもしれない。
    →親が(教師が)通った道が正しいとは限らない。

    08子どもの問題は大人が勝手に作っている

    09あえて言葉にしないほうが、うまくいくこともある
    →子どもがこけても大袈裟に近づかない。
     立ち上がってから笑顔で近づくと
     「こけたことは大したことではない」認識になる。

    11本当の厳しさとは「信用」
    →大人の世界でも「信用できるわけないでしょ」と
     言うことは良くある。のような”実態”を
     正しく子どもに教えてあげる。
     実態:TVドラマ内の理想論と現実は異なること

    15叱るときは「子ども基準」で考える

  • 新しい。リスペクト大事

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著者プロフィール

【工藤 勇一】(くどう・ゆういち)
 横浜創英中学・高等学校長・堀井学園理事/前東京都千代田区立麹町中学校長 1960年山形県生まれ。東京理科大学理学部応用数学科卒。山形県中学校教諭、東京都中学校教諭、目黒区教委、新宿区教委等を経て2014年4月より2020年3月末まで千代田区立麹町中学校長。2020年4月より現職。麹町中での教育改革を加速させ、横浜創英中で2022年4月より中高一貫6年制の「サイエンスコース」を立ち上げる。社会で活躍するさまざまな人を学校とつなぎ、「社会に貢献する科学」を創出する新しい時代の学びを構築する。内閣府の教育再生実行会議(2021年9月に第12次提言を出し終了。後継会議が設置予定)委員。

「2023年 『社会を変える学校、学校を変える社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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