群像 2019年 12 月号 [雑誌]

  • 講談社
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レビュー : 4
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  • / ISBN・EAN: 4910032011294

感想・レビュー・書評

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  • 芥川賞候補作、乗代雄介著「最高の任務」読了。家族と叔母の愛がひしひし。若いとき読めば感じかたは違ったのかも。主人公の日記なので、作者まで女性のような気がしたけど違かったの面白い。

  • 『最高の任務』

    とりあえずの読後感としては、純粋に感動した。物語として、よくできた小説だと思う。久しぶりに読書の楽しさを思い出させてくれるような作品だった。
    話の筋は、大学を卒業したばかりの女性で、親しくしていた伯母を癌で失い、おそらくは茫然自失していた時期のあった語り手が、伯母との思い出の地を一人で再訪したり、過去の日記を読み返したりしながら進んでいく・・と思っていたら、実はその地の文も現在進行形で書き進めている日記の一部だったということが途中でわかった。
    あくまで語り手が日記に記載している体裁をとっているということは、つまりリアルタイムではないということであり、それは本作品のテーマとも関連している。分福茶釜の挿話にあったように、事実とそれが語られた場合とでは、当然異なってくる。
    最終場面に至るまでに花言葉や、筑波や栃木県の各地域の風物や岩宿遺跡を発見した相沢忠洋など、伏線と言える要素が散りばめてあって退屈しなかった。
    話としては良かったが、持って回ったような言い回しも多く、また、全体に予定調和的すぎるきらいもあるのかもしれない。しかし、ご都合主義的なところも含めて作中作の「事実」として描いているのなら、それでもいいのかも。テーマも素直に家族愛として読んで良いし、個人的には良かったが・・。

    1/10追記
    やはり「背高泡立草」と比較すると、一読して意味の通らない(読んでいて?と思う)箇所があるかもしれない。冗談めかしてわざと大げさなことを言っているところなど。

  • 群像 2019年 12月号「雑誌」
    著作者:講談社
    書くことでしか現実をつかまえどころがない少女の繊細な心情を描く気鋭の作。
    タイムライン
    https://booklog.jp/item/1/B07ZLHXWQT

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