OPENNESS(オープネス) 職場の「空気」が結果を決める [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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  • 20191222読了
    オープネスという概念について書かれた本。
    職場の空気が従業員の満足度や業績に与える影響について、定量的なデータを用いて説明している。

    筆者の本には毎回本を書いた時の思いが書かれており、オープネスの改善によって日本を良くしたいという意思を感じた。


    本書の本質ではないが、データ分析の途中で出てきた、オープネス以外の改善すべき項目である「人材育成」についての考察が興味深かった。

    人材育成についてはそもそも従業員の期待値が高すぎるため、まずは適切な期待値に調整する必要があるとのこと。

    改善できる余地がある所を改善すべき、というのには納得したが、今度は人材育成をテーマにした本も書いて欲しいなと思った。


    以下、本文から抜粋
    ---
    つまり、本質的にオープネスという概念は、 ・閉鎖的で自分の意見も言えないが、怒られることもなく、機械のように働く職場 から、 ・開放的で自分の意見を自由に主張できるが、ときとして意見の衝突もあり、厳しさもある職場 へ移行するためのコンセプトなのです。そして、このコンセプトこそが、日本が立ち行かなくなっている状態を打破するための、重要な要素だと信じています。

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著者プロフィール

株式会社ワンキャリア取締役最高戦略責任者。作家。
1987年兵庫県生まれ。神戸大学卒。2010年博報堂入社。経営企画局・経理財務局で全社戦略に関わる業務を担当。13年退職後、米国・台湾留学。15年ボストン・コンサルティング・グループに就職。情報通信・公共セクター・総合商社等のコンサルティング業務を担当。16年ワンキャリアに参画。

「2023年 『マンガ 天才を殺す凡人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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