D2C 「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略 (NewsPicksパブリッシング) [Kindle]
- ニューズピックス (2020年1月8日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (231ページ)
感想・レビュー・書評
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色々な事例がわかりやすく丁寧に記載されていました。顧客にストーリーを与える、世界観を作り出す事に重きを置く、などは前々から色々な人が言っている事なのかなとは思いました。が、強いて言えばデジタル起点的な要素がより色濃く出ているのが、昔から言われているファンベース的なそれとは違う点なのかなと、なんとなくそんな気がします。でも最後にターゲットの話が出てきてまた分からなくなった。顧客データが取れさえすれば、自前の店舗じゃない場所でも販売するのか。ブランドイメージってもっとセンシティブなものじゃないんだろうか。
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新しい気もするけど、実はむか~しから言われていることを、それっぽく書いてるだけというのが素直な感想。
集約すれば「共感マーケティング」×「メディア」の本です。
○D2Cブランドが販売しているものは、プロダクトではなく世界観やライフスタイル
・「モノからコト」の時代から「コト付きのモノ」の時代へ。
・良いプロダクトと悪いプロダクトを分かつのは感情。
・コンテクストが重要。若者に支持されるのは精神性。
・現代の顧客は、機能だけではなく感情も買っている
これらが本のタイトルでいう「世界観」
○D2Cの世界観の作り方はデジタルネイティブ=メディアとしての発信力を持ち長期的に顧客と関わる
・消費者が見たいのは、企業がそのブランドや機能や特徴をどう語っているかではなく、そのプロダクトがどう語られているか。
・機能ではなく体験についての情報量が増えている。
・ユニークな世界観を下敷きにしたプロダクトとカスタマーエクスペリエンス。
・SNSや店舗を通じた顧客とのダイレクトな対話。
これらが本のタイトルでいう「テクノロジー」
○世界観を重視すべき理由
D2Cブランドがここまで世界観を重視しているのは、
ミレニアル世代(1981~1997年生まれ)やZ世代(1998~2016年生まれ)が、
世界観の訴求に強く共感するという特徴があるからということが原点らしい。
この世代は「ブランド」全般を基本的には信頼しておらず、本物であること、社会にとって意味のあることを期待し消費を行う。
世界観、パーパス(企業の目的、存在意義)といった内容に反応する。
所有物ではなく行動こそが自分を表現していると考えている。
「誰が作ったか」「どう作られているか」
「どういう大義のもとに作られているか」
「どう自分の生活を変えていくか」
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ともっともらしいことを書いていて納得しそうになるけどそうじゃない。
人間は限定合理的で感情的な生き物であることは100年前からわかっていて、この本に書かれている内容もずっと前から言われていた。
世界観が大事ですよ!にとらわれてはいけない。 -
何よりも、「D2C」っていう名前が素晴らしいと思います。
マーケティングの仕事をやっていて、「今回はダイレクトビジネスの仕事です。」と言われると少し古臭くてモチベーションが上がらないけど、今回はD2Cの仕事です。」と言われると新しい風が吹いた感じがして、モチベーションが上がる。
新しい概念には新しい名前を付ける、これ重要。 -
【 #書籍紹介 】#BizHack
D2C(Direct to Consumer)の概要がわかります。
2年ほど前の米国事例を元に、デジタルネイティブである
ミレニアル世代以下をターゲットに
価値提供をどうやっているのかを知れます。
売上500億円境に頭打ちが課題という視点も面白いです!
#D2C
https://amzn.to/31egdb9
2020/10/18 -
D2Cの全体像をつかみやすく、読みやすい良本でした。
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2021年、53冊目。
これからの時代に大切なことは、
└デジタル起点のビジネスブランドづくり
└顧客との関係性作りに注力すること
└世界観、ストーリーづくりに投資すること
顧客の消費行動は
「AIDMA」➡︎「AISAS」➡︎「SIPS」に。。
SIPS
Sympathize
Identify
Participate
Share & Spread
ミレニアル世代の特徴
┗消費の特徴が、倹約的、慎重
┗デジタルへの感度
テレビの情報取得を第一手段として捉えない。
┗社会的意義の重要視
社会問題、環境問題に多く触れてきている
社会的意義に配慮しているブランドに価値を感じる -
顧客とどのようにつながるか。
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Direct to customer(D2C)という考え方の紹介。
世界観を出し、それに訴えた購買につなげる。
また、デジタルを活かしたテクノロジーで顧客分析を行う。
この両輪が必要。