スマホを落としただけなのに (宝島社文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • スマホは絶対に落としたくないと思うし、SNSのセキュリティや扱い怖いなと思った。実際友達がFacebookのなりすましページ作られたり、LINEのアカウント乗っ取られたりしたことあるので、身近に危険って潜んでるものだと…。
    ミステリというかサスペンスホラー的な側面が強かったけど、何よりネットの啓発に一役買えてる本だと感じた。

  • オーディオブックにて。

    ネット犯罪に巻き込まれる隙がふんだんに盛り込まれたサスペンス。

    犯人がキモくて震えた。知識にもなるから子供にも読ませたいけどセクシャルな描写があるので躊躇うな〜。
    リベンジポルノとかもホント気をつけないとね。

    ちょっとゆるくなっていたネットのセキュリティへの意識を高めていこう。

  • 数年前の「このミス」で話題となり、
    既に映画化もされている小説。作者の志駕晃とはペン
    ネームで、中の人はLFプロジェクトの取締役。かつて
    ニッポン放送にこの人あり、とされる程の超大物ディ
    レクターで、小説をリリースする前から僕も名前だけ
    は知っていた人。

    そんなワケでかなり早い段階から興味はあったのだが、
    タイミングが合わずに今の今まで読めず。読む本が尽
    きたところで運良く思い出し、ようやく読むことがで
    きた。

    ・・・いやぁ、恐ろしい(^^;)。
    物語のキッカケは主人公の女性派遣社員の彼氏がタク
    シーにスマホを置き忘れた、というタイトル通りの小
    さな日常ミス。我々の生活の中でも充分に起こりうる
    ことなのに、そこから個人情報が丸裸にされていく様
    は正しく「恐怖」。仮にココに書いてある通りのこと
    を実践すれば、世界中の誰もがクラッカーたり得てし
    まう、という事実に身震いした程。

    正直、やや平淡な文体に迫力の欠ける感はあるが、反
    面不気味さは増す、という理想的な構成。若干先読み
    出来てしまった(^^;)のだが、ミステリーとしての伏線
    も各所に散りばめられ、しかもラストでしっかり回収
    されているのは、評価すべきポイントだと思う。

    どうやらシリーズになっているらしく、続編が幾つか
    ある模様。現代テクノロジーの中で生きる者としては、
    読んでおくべきかもしれない。ちなみに僕はもうface
    bookは絶対やりません(^^;)!コレを読み終えたら皆
    そう思う気がするな、きっと。

  • 一通り状況設定を理解し、「これはエロい小説の予感」と期待して読み進めたが、さほどでもなかった。猟奇殺人はシンパシーを感じられないので理解可能性がなく、評価のしようがない。

    モバイル乗っ取りの手口とかが詳細に書かれてあり、勉強になった。

    早い段階から犯人視点での記述があり、見えない犯人に煽られる恐怖はなかった。先に犯人の手口を、詳しく解説してくれてたので。

    「なりすまし」っていうのは、興味深いテーマだ。

  • スマホ失くす怖さやSNSの危うさは認識してたけど、ここまで徹底的にされるとヤバいね。後半は一気読み。映画は未観。

  • リアルの自分、ネット上の自分、どちらの自分が「本当の姿」ですか?
    情報がつながりずいぶん便利な時代になりました。しかしそれによってみえないところでどんどん事態が進んでいく怖い時代となりました。スマホ、置き去りにしないでくださいね。

    ペンネーム:気力体力(図書館スタッフ)

    https://bit.ly/3Sn7Pyz

  • 第15回このミス大賞最終選考作品。
    このミス作品ではあるが、解説にもある通りジャンル分けするならば「ミステリー色の強いサスペンス」かな?
    最初から主人公の女性・犯人・警察の3視点で物語が進んでいく。
    国民のおよそ8割がスマホを所持している現代ならではの作品だった。
    スマホを持っている人間が読んだら誰でもヒヤッとするはず。
    デジタルネイティブ世代への教育にもよさそうw

  • デジタル社会のミステリー
    面白かったけども、ちょっと苦しかった

  • リアルな内容や描写で先が気になり、途中読めない時間がもどかしかったが、犯人が分かってからの犯人の行動には理解し難かったため、途中まで面白かった、という感想になってしまう。

  • まさか麻美がほかの女になりすまして生きてたのはたまげた…まさかのですよ。 新しく生きませんか、は感動した。私もすべてを受け入れてくれる人と結婚したいなあ。

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著者プロフィール

1963年生まれ。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品『スマホを落としただけなのに』にて2017年にデビュー。他の著書に『ちょっと一杯のはずだったのに』『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』がある。

「2022年 『たとえ世界を敵に回しても』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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