- 本 ・映画
- / ISBN・EAN: 4988632504867
感想・レビュー・書評
-
以前に、テレビ放映されるということで、録画したまま、観忘れて(^_^;)今頃、観た作品 CMを外してなかったので、とてもCMを多く挟むので、観にくかったけど…(-。-;
中井貴一さんは結構好きな俳優さんで、どんな役もこなしてくれそうな堅実さがある。
コメディではあるけど、配役を上手く割り当てて、大笑いではなく、クスッと笑える 本当に連載TVドラマ風なんですが、現実の政界を茶化した…というより、揶揄したような設定も面白かった(^。^)
あるあるなんだけど、現実はそんなに甘くないと分かっていても、希望を手繰り寄せるような構成も、すんなり観れた。エンドロールで天海祐希の名前が出ていて、何処にどの場面に出てたのか?と、話題になったらしいけど…(笑)三谷幸喜監督作品、特に好きな訳じゃなかったけど(最初は面白かった気がする)まぁ、和めたかな…。
そうそう、どこかで見た気がした、あの義弟役、ROLLYだったんですね(笑)
三谷幸喜の長編映画監督8作目で、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディ。史上最低の支持率を叩き出した総理大臣を中井貴一が演じるほか、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、草刈正雄、佐藤浩市ら豪華キャストが顔をそろえる。
国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれた総理大臣の黒田啓介は、演説中に一般市民の投げた石が頭にあたり、一切の記憶をなくしてしまう。
各大臣の顔や名前はもちろん、国会議事堂の本会議室の場所、自分の息子の名前すらもわからなくなってしまった啓介は、金と権力に目がくらんだ悪徳政治家から善良な普通のおじさんに変貌してしまった。国政の混乱を避けるため、啓介が記憶を失ったことは国民には隠され、啓介は秘書官たちのサポートにより、なんとか日々の公務をこなしていった。結果的にあらゆるしがらみから解放されて、真摯に政治と向き合うこととなった啓介は、本気でこの国を変えたいと思いはじめようになり……。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【ストーリー】(Amazonより)
病院のベッドで目が覚めた男。一切の記憶がない。
ふと見たテレビのニュースに自分が映っていた。演説中に投石を受け、病院に運ばれている首相。
そう、なんと、自分はこの国の最高権力者で、石を投げつけられるほどに……すさまじく国民に嫌わ
れている!!!
「あなたは、第百二十七代内閣総理大臣。国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれています。総理の
記憶喪失はトップシークレット、我々だけの秘密です」
真実を知るのは、秘書官3名のみ。
政策はもちろん、大臣の顔と名前、国会議事堂の本会議場の場所、自分の息子の名前すら分からない
総理。
記憶にない件でタブロイド紙のフリーライターにゆすられ、記憶にない愛人にホテルで迫られる。
どうやら妻も不倫をしているようだし、息子は非行に走っている気配。
そしてよりによってこんな時に、米国大統領が来訪!
他国首脳、政界のライバル、官邸スタッフ、マスコミ、家族、国民を巻き込んで、記憶を失った男が
、捨て身で自らの夢と理想を取り戻す!
果たしてその先に待っていたものとは……!?
とても面白かったです! さすが三谷幸喜作品!といった感じです。 -
続けて観ている三谷幸喜監督作品の7本目。Amazonのプライムビデオで観ているが、プライムビデオにラインアップされている三谷幸喜監督作品は、ここまで観た7本なので、これで見納め。
中井貴一演じる黒田総理は国民に圧倒的な不人気を誇る。ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、黒田総理は記憶喪失になってしまう。それでも国政の混乱を避けるために記憶喪失状態のまま総理を続ける。そうした黒田の姿を描くコメディ。
いつもの三谷幸喜監督作品と同じように、芸達者な豪華役者陣が出演。個人的に面白かったのは草刈正雄と斉藤由貴だった。草刈正雄がこのように上手に悪役を演じることが出来るとは知らなかったし、斉藤由貴がこのようにとぼけた役が似合うとも知らなかった。
本作品は2019年のもの。三谷幸喜の映画監督デビュー作は「ラヂオの時間」で、1997年のもの。20年強の間の7作品を観たことになるが、どれも皆楽しめた。 -
楽しめました。三谷幸喜さんの作品は、とにかく豪華キャストです。プロデューサーの力なのか、三谷幸喜さんの作品に出たいと思う役者さんが多数いらっしゃるのか。もったいないような使い方です。個人的に三谷幸喜さんの作品に出会ったのは「12人の優しい日本人」、そしてPARCO劇場での「君となら」あたりでしょうか。アメリカのコメディのような展開の早さ、面白かったです。その後、メジャーになられてからは、なんだかパターン化が見えるような、ベタだなあと思うようになり、離れたんですが。この作品は素直に楽しめました。山口崇さんが懐かしい。
-
コメディでありかつ素直にハートウォーミングなストーリーで、ひねくれた見方をしなければ悪い作品にはなり得ないと私は思います。ただ、現実との整合性というところについては、これはコメディの難しいところだと思います。史上最低といわれた総理大臣が記憶喪失になりめちゃくちゃ良い人に変わる、という素っ頓狂な基本骨格については、これ自体がコメディらしく面白い発想なので現実味どうこうはやや野暮な視点かもしれませんが、ストーリーの細かな部分やキャラクター描写についても現実味に乏しいのは気になります。コメディの宿命なのでしょうか。いずれにしても視聴者に楽しんでもらおうというエンターテイメント精神が動機のすべてと言っても良いわけですから、観る側としても穿たずにゆったり構えて寛容に、素直に、楽しむのが正解かなと思います。
-
俳優陣がとにかく「豪華キャスト」。
「豪華キャスト」じゃなかったら、正直何も見どころがないような・・・。
どうも私とは笑いのツボが違うようで、笑ったな〜とか、愉快で楽しかったな〜とか、そういうこともなかった。
「あの人も出演してる!この人も!?豪華キャストね!」という感想しかない。 -
本作の明らかなモデルである2人は会食に忙しくするかたわらで本作を見たのだろうか。いずれにしても、「見た」という前提で見た。その方が楽しかったから。
いくら実在のモデルが憎らしいからって、たとえフィクションの中とはいえ殺してしまわずに、かなり詳細にわたる批判を含ませながらもユーモアに変えてしまう手腕はさすが三谷幸喜。
くだんの主人公、史上最悪の総理大臣の名は「黒田啓介」という。それを演じるは「中井貴一」。きっとピンときた人も多いと思う。
中井貴一の父親の芸名は37歳で若くして亡くなった「佐田啓二」。作中、父親の年齢を越えた息子の顔に父親の面影がときどきちらついて仕方がなく(頬のあたりとか)、「黒田啓介」のネームプレートが登場するたびに胸にこみあげるものがあった。
本作の主題のひとつは「親と子」。このキャスティングは、作り手が意図的にひそませた裏のストーリーにちがいない。 -
どんなに行き当たりばったりな状況でも、なんとか乗り越えちゃう、そんな三谷幸喜の作風が好き!