とはずがたり (光文社古典新訳文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 光文社の新現代語訳なら読めるかも、と思い借りてみた。訳者の佐々木和歌子さんの前書き通り、うねうねくだくだしていなくて読みやすい。
    二条については尊卑分脈に載っていないことから架空の人物とする説もあるそうだが実在したとする方が面白い。訳者あとがきにも『増鏡』には伏見天皇妃の入内に付き添った女房が三条という女房名を付けられたことを悔しがったという記載があり、これが二条の後の姿だとすれば実娘の入内に付き添っていたとも考えられる(ただしだとすると出家にタイミングと合わない)という説がこれまた興味深かった。

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