- 光文社 (2019年10月20日発売)
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みんなの感想まとめ
深い感情と歴史的背景が交錯するこの作品は、暗くしっとりとした世界観の中で、当時の女性たちの立ち位置や心の葛藤を描写しています。特に、主人公の恋慕の相手である御所様との関係が進展する中で、心の変化や哀愁...
感想・レビュー・書評
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とはずがたりとしては2作目。注釈が多くとても参考になるし文章がわかりやすく読みやすい。暗くしっとりとした世界に浸りました。前半では本人の心の有り様はともかく御所様の二条への扱いがなんともいえない気持ちになるが、当時の女房の立ち位置がこうなのだと思い知らされる。後半の旅の部分も興味深く読めた。仏道も歳をとるごとに理解力が深まりそうだ。あんなにも「あのひと」と恋慕っていたのに最後の方には御所様しか出てこないのも気付きと哀愁が漂っていて涙を誘う。
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光文社の新現代語訳なら読めるかも、と思い借りてみた。訳者の佐々木和歌子さんの前書き通り、うねうねくだくだしていなくて読みやすい。
二条については尊卑分脈に載っていないことから架空の人物とする説もあるそうだが実在したとする方が面白い。訳者あとがきにも『増鏡』には伏見天皇妃の入内に付き添った女房が三条という女房名を付けられたことを悔しがったという記載があり、これが二条の後の姿だとすれば実娘の入内に付き添っていたとも考えられる(ただしだとすると出家にタイミングと合わない)という説がこれまた興味深かった。
後深草院二条の作品
