- Amazon.co.jp ・電子書籍 (195ページ)
感想・レビュー・書評
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学校現場の国語で言うところの主人公とは、「物語を通して一番変化した人」のことと一応定義されている。その定義でいくと、エレンは主人公ではなくなってしまう…?
幼いころに見たもの、失ったもの、それは強烈にその人に信じるもの、反対に憎むべき相手、そして何が”正義”なのかを訴えかけてくるだろう。幼さゆえにその衝撃をそのまま受け止め、それらを信じて成長し、”正義”の旗印のもとに戦う。
しかし、それが変化するときがある。自分自身の”正義”が揺らぐ瞬間がある。
”悪”の裏側を知ったとき、”悪”であるはずの相手の人間性を見たとき、歴史を知ったとき、それらを目の当たりにしたとき、自分の今まで信じてきた”正義”に従えなくなったときに、新たな自分自身の軸が決まる。
ジャンにも、コニーにも、アルミンにも、その瞬間が訪れる。そしてガビにも。
唯一、仲間のそして読者の期待をも大きく超えて初志貫徹、自らの”正義”を貫き通しているエレン。そして、ミカサは動けない。幼いころにエレンを信じた自分、そしてエレンに見た”正義”と今の自分の”正義”の変容の狭間で戸惑って、立ち止まっている。「少しは自分で考えて…」というアルミンの声がむなしく響く。これほどの現実を突きつけられ、何を信じるか、何に立ち向かうかを自分自身で判断することの難しさ。ミカサが本当の意味で自ら行動するとき、何に軸を置くのか。
改めて思う、すさまじい世界観の中で表現される”こちらがわ”と”あちらがわ”の対立、そしてそれに翻弄される人々。当初の予想をはるかに超えておもしろい。完結が残念だけど楽しみだなあ。
続けて読みたいので、貸している友だちに催促して返してもらわなきゃ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ジークを裏切り「地鳴らし」を発動し世界を滅ぼそうとしているエレン。無数の超大型巨人による大行進の先にあるのは、何なのか…
いつもの事だが半年ぶりに新巻を読むとストーリーが理解できず戸惑いながら読み終えた。出来れば、せめてひとつ前の巻を読んでおさらいしてしてから、読むことをおすすめします。 -
最新刊。
うーん。
なんかよくわからなくなってきた。
主人公であるエレンが物語の最大の敵になってしまった。
エレンはそんなヤツじゃなかったと思うんだけどな。
うーん。
こういう話になっちゃう?
うーん・・・ -
色々考えて読んでるから頭の中がぐちゃぐちゃする。一度見取り図を書いてみよう。
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世界を救うためにまた仲間になる
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味方と敵が入れ替わりまくって忙しい。
連載で読んでた人、よく理解できたな…