進撃の巨人(31) (週刊少年マガジンコミックス) [Kindle]

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  • 学校現場の国語で言うところの主人公とは、「物語を通して一番変化した人」のことと一応定義されている。その定義でいくと、エレンは主人公ではなくなってしまう…?

    幼いころに見たもの、失ったもの、それは強烈にその人に信じるもの、反対に憎むべき相手、そして何が”正義”なのかを訴えかけてくるだろう。幼さゆえにその衝撃をそのまま受け止め、それらを信じて成長し、”正義”の旗印のもとに戦う。

    しかし、それが変化するときがある。自分自身の”正義”が揺らぐ瞬間がある。

    ”悪”の裏側を知ったとき、”悪”であるはずの相手の人間性を見たとき、歴史を知ったとき、それらを目の当たりにしたとき、自分の今まで信じてきた”正義”に従えなくなったときに、新たな自分自身の軸が決まる。

    ジャンにも、コニーにも、アルミンにも、その瞬間が訪れる。そしてガビにも。

    唯一、仲間のそして読者の期待をも大きく超えて初志貫徹、自らの”正義”を貫き通しているエレン。そして、ミカサは動けない。幼いころにエレンを信じた自分、そしてエレンに見た”正義”と今の自分の”正義”の変容の狭間で戸惑って、立ち止まっている。「少しは自分で考えて…」というアルミンの声がむなしく響く。これほどの現実を突きつけられ、何を信じるか、何に立ち向かうかを自分自身で判断することの難しさ。ミカサが本当の意味で自ら行動するとき、何に軸を置くのか。

    改めて思う、すさまじい世界観の中で表現される”こちらがわ”と”あちらがわ”の対立、そしてそれに翻弄される人々。当初の予想をはるかに超えておもしろい。完結が残念だけど楽しみだなあ。

    続けて読みたいので、貸している友だちに催促して返してもらわなきゃ!

  • ジークを裏切り「地鳴らし」を発動し世界を滅ぼそうとしているエレン。無数の超大型巨人による大行進の先にあるのは、何なのか…
    いつもの事だが半年ぶりに新巻を読むとストーリーが理解できず戸惑いながら読み終えた。出来れば、せめてひとつ前の巻を読んでおさらいしてしてから、読むことをおすすめします。

  • 最新刊。
    うーん。
    なんかよくわからなくなってきた。
    主人公であるエレンが物語の最大の敵になってしまった。
    エレンはそんなヤツじゃなかったと思うんだけどな。
    うーん。
    こういう話になっちゃう?
    うーん・・・

  • 色々考えて読んでるから頭の中がぐちゃぐちゃする。一度見取り図を書いてみよう。

  • 壁の外のお話から、世界の話にまで発展してて驚き。

    1巻から31巻まで読み通して、
    【第二次世界大戦が終わる前のユダヤ人の人達】【戦争を計画して実行した国と被害を受けた国、それぞれで暮らす人々とその子孫の考え方】
    【世界に存在する神話のモデルとなった出来事】


    …などが気になって、「このお話は何をモデルとして描かれたんだろう?」と思うようになりました。

    エレンやジークの「何が何でも生き残って目的を果たす」という様子を見ていると、ヴィクトール・フランクルの『夜と霧』も浮かんでしまうし。

    「絵と内容がエグくて怖そうなマンガ」という理由で読んでこなかったけれど、もっと早く読んでたらよかったなぁ。

    読んだ今はこれはただただエグいだけのマンガじゃないって思います。

  • 前巻の衝撃的な展開を受けて、エレンは壁の超巨大巨人の封印を解き、外の世界に向けての進撃を開始する。
    マーレへの潜入作戦に至る経緯をたどりつつ、アルミンたちは新たな戦いに向けて決意を新たにするのだった。
    前巻が急展開すぎたので話に付いていけなくなってしまったので、もう一度前巻から読み直した。
    それでもイマイチ話の流れが飲み込めていない。
    が、マーレ編に始まった一連の流れが一旦収束したようなので、次からはまた新たな展開になっていくのだろう。

  • そろそろ読む手が止まらなくなってきた。もう一気にいってしまう。

    サシャ、生きてる?
    ま、これは死ぬ前の話と思えばすぐ納得なんですが、島の人たちってアイスのこと知らなかったのか。

    ノアの箱舟のような展開になってきた。いよいよ最終章。情報量が多すぎる。

    ガビがカヤを助けるシーン、胸熱すぎる。ガビかっこええし、カヤにはガビがサシャに見えたなんて…泣ける。
    そして「みんなの中に悪魔がいるから世界はこうなった」真理やなと思う。

    脊髄液を飲んでしまっていた呑み助のピクシス司令官の最期も号泣。コニーのエピソードも涙なしには読めない。そりゃお母ちゃん助けたいよなぁ。

    ハンジさんもリヴァイさんンも生きてた。で…忘れてたアニも復活。
    今残っている人たちが結集し始めている??なんかすごい展開。

  • 世界を救うためにまた仲間になる

  •  ようやくずーっと離れ離れだった同期との協力体制が整ったのは良かった。
     もう勢力が入り混じっていて把握が難しい。

  • 味方と敵が入れ替わりまくって忙しい。
    連載で読んでた人、よく理解できたな…

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著者プロフィール

諫山創(いさやまはじめ)
1986年8月29日生まれ。
『orz』にて読み切りデビュー(マガジンSPECIAL2009年3号)。
2009年10月号より、別冊少年マガジンにて『進撃の巨人』を連載中。

「2014年 『進撃の巨人 悔いなき選択(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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