会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 経理系じゃない人にむしろ読んでほしい、1~2時間くらいで読めて、知っておいて損はない、広く読まれてほしい1冊です。
    「貯蓄から投資へ」で国民全員を個人投資家にしようとしている動きがある中、決算書≒財務諸表なんて一生読む機会はない…とはもはや言い切れない世の中です。
    例えば簿記を取るまではいかないとしても、本著1冊だけを基礎的な素養として繰り返し(例えば中高生だと1周目はちょっとしんどいのでは)読んでみるのでも良いのでは。もしこれで興味が湧いたら、その方向のちょっと踏み込んだ本に進めば良いなぁと。。

    本著を読んでいて感じたのは、以下2点です。
    ①解説書の付加価値
    ②「入門書」のレベル感:「もっと手前」が必要?

    ①解説書の付加価値
    「単なる解説書」ってやっぱりどうしても退屈してしまうから、本著のように「クイズ化する(≒論点を提示する)」「具体例を使う」ってのは有効だなと。
    コレは会社での資料づくりなんかでも一緒で、のべっとした資料が並んでいると、どーでも良いトコにツッコミ入れたくなりますが、資料のハイライトが明確・かつ数字感があったりすると建設的な打合せになる実感があります。

    ②「入門書」のレベル感:「もっと手前」が必要?
    本著は、「会計学の入門書」の更に1歩手前にある本だと思うのですが、こういう本、もっとあっても良いんじゃ…。
    各分野で、「これが入門書」というレベル感の解説書はたくさんあると思うのですが、その更に手前のレベルをキャッチーなパッケージングで纏めれば、広く興味を持たれるものが生まれるのではないかと思いました。

    続編もあるので、読んでみようかと思います。

  • SNSでは #会計クイズ として出題されたクイズとその解説でBS、PL、CFがどういうものか説明しています。著者は日本人全員が財務諸表を読める世界、を目指しているとのこと。本書で一番の出色なのは、財務諸表を読み込むにはビジネスモデルの理解が重要だということを繰り返している点。クイズを楽しみながら3表をイメージしやすくしていますが、きちんとした理解への橋渡しは他書で補う必要があります。ただ、ビジネスモデルや事業戦略でこれらの形が変わるという事実を知るだけでも、とっかかりとしては非常によい切り口だと思いました。財務諸表の知識を得たいという門外の方には、入門書としておススメです。

  • ある程度会計や簿記の知識がある人からすると新しく学べることは少ないとおもう。

    あらゆる企業の収益構造を具体例とともに学べるのでその点は良かった

  • 財務諸表などほとんど見たことがなかったのですが、簿記が分かるレベルであれば、楽しく考えることができました。
    いろいろな財務諸表をみて分析をするのは面白い。
    将来的には仕事や投資にいかせるとよいけれど、まずはもっと数をこなしてみるべく、さっそくTwitterをフォローしてみました。

  • 財務3表や会計の難しい知識は置いておいて、各企業や業界のビジネスモデルから決算書を考えて、クイズとして解いていこうという面白い本です。
    肩肘張らずに、クイズとして楽しんで、それで会計知識やビジネスモデルの勉強ができるので、とてもよいです。
    著者が運営しているオンライン勉強会やコミュニティの宣伝がところどころに出てくるのが若干萎えますが、そちらの方が収益の柱でしょうから仕方ない。
    宣伝部分を除けば、楽しんで勉強できる良い本です。

  • ユニクロ、セブンイレブン、パーク24、コストコ…実際のビジネスモデルをイメージして会計クイズに答えるだけで決算書の知識が無理なく身につく!

    相当読みやすい!これなら挫けないと思った。大まかに理解するならおすすめ!

  • これは会計に興味を持った人がまず最初に手に取るべき本だ。
    いきなり簿記の勉強を始めても、何も面白みがない。いきなり手段の勉強をしても、詰め込みにしかならないから。
    これを読めば、まず財務分析に興味が湧き、何を調べるか…の目的が出来る。目的が出来たら、手段について学ぶことが楽しくてしょうがなくなる。
    素晴らしい視点に立った本だと思う。高校生くらいに是非読んでほしい。

  • “財務諸表ってちょっとよくわかんないけど何となく勉強してみたい”という人にはと取っ掛かりとしていい1冊だと思います。

    ですが正直なところ、会計に関する知識も集中力も乏しい私にとって本書を読み進めていくことはなかなか困難でした。しかし、最後まで読み通せたのはやはり、私のような会計のセンスが全くない人のためにとても分かりやすく書かれていたからだと思います。この一冊で財務諸表がスラスラ読めるようになるわけではありません。筆者も「量をこなす」ことが大事だとおっしゃっていました。なので、本書を読み終えた後は、twitterの会計クイズに参加し、いろいろな人の考え方を学んでそれを蓄積させ、最終的には自分なりに企業の財務状況の解釈ができるようになりたいと思いました。

  • B/S、P/L、キャッシュフロー等の会計に関する基礎知識がわかりやすく学べる本。難しい用語はほとんどなく、B/S等を専門用語の羅列ではなく、形で説明する事を基本としているため、会計知識が無い読者でも読み進めやすいのではと感じる。
    また、B/Sの形を図示して会社名を当てるクイズ(ドトールorルノアールなど)がいくつか用意されており、会計の基礎知識を習得しながら、会社ごとのビジネスモデルを学ぶことができ、非常に面白い。

  • 財務諸表について基本的なところを分かりやすく解説してくれる良書。誰もが聞いたことのある有名企業の財務諸表を見せてくれるので、最後まで興味を持って読めた。簿記の勉強を始める前に読むと理解が深まると思う。

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著者プロフィール

Twitterフォロワー数10万人。公認会計士試験合格後、大手監査法人勤務を経て独立。「日本人全員が財務諸表を読める世界を創る」を合言葉に「大手町のランダムウォーカー」として「#会計クイズ」を始め、様々な業種・立場の人をネット上で巻き込み好評を博す。現在は株式会社Fundaにて、営業メンバー・新規事業立ち上げメンバー向けにアプリを使ったビジネス研修サービスを提供。初の著書『世界一楽しい決算書の読み方』(KADOKAWA)は紙・電子累計25万部を突破。

「2022年 『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方 [実践編]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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