起業家の勇気 USEN宇野康秀とベンチャーの興亡 (文春e-book) [Kindle]
- 文藝春秋 (2020年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (242ページ)
感想・レビュー・書評
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宇野氏本人が書いたものではないので、内面的な記述は少ないが、その当時の置かれた時代背景や人の繋がりが整理されており、とてもすんなりと面白く読めた。
今の起業家とはリスク感が大きく異なるが、保守的な学生とそうでない人の起業に対するギャップなど、そう大きく変わらない部分も感じられた。単純に昔と今の起業環境を比べることは出来ないが、根本の部分では共感できる。大先輩からのアドバイスはそれを踏まえた上で自分の意思を強く持つべきだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宇野さんの生き様を追体験することができて、人を大切にして相手の声にしっかりと耳を傾けることの大切さを感じた。
1970年代からの有線事業やインターネット通信の覇権争いなど歴史をしることもできて勉強になった。 -
2020年4月②
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ITベンチャーの光と影が生々しく描かれています。宇野康秀氏は、人間性のある人なのだということがわかります。尊大な態度を取ったり、罵声を浴びさせた人の実名も記されていて、リアルさが伝わってきました。
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最近UNEXTに加入した。他のサブスクよりもコンテンツが充実していると思うが、どのように経営しているのだろうかと思い、本書を手にした。
残念ながらUNEXTのビジネスに関する記述はほぼなし。
だが大阪有線の違法そのもののビジネスなど知らなかったので興味深く読めた。またITバブルをざっと思い出すのにも良かった。 -
USEN-NEXT HOLDINGSの代表取締役社長の宇野氏の回顧録。父が創業した大阪有線を引き継ぎクリーンにした流れが映画のようで、一気に読みすすめてしまった。
また、人材派遣のインテリジェンスの創業者であり、個人で3度も会社上場を経験している異色の経歴が非常に面白かった。 -
Fire unlimitedで読了。大阪有線を作った元忠さんからの血が流れてることが感じた。
読書の必要性が改めてかんじたよ。1 -
しっかり取材してあった。ただ宇野本人が失敗したのが優しいから、というのは短略すぎる。優しいというよりも情熱・ビジョンがあったけどそれをなんとしても実行する力、これは奇しくもお父様が持っていた資質が欠けていた(反面教師にした?)からではなかっただろうか。
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読み物として単純に面白い。
登場人物は有名人ばかりで、江副氏の半生について書かれた「起業の天才」や藤田氏の「渋谷ではたらく社長の告白」等も併読すると、ITバブル時代の主役たちの相関図が分かり歴史小説さながら愉しめる。 -
宇野さんの人柄、起業家としての矜持などがリアリティある描写で書かれており、力をもらえる本だった。