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感想・レビュー・書評
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最近の若者は本を読まないと十把一絡げに批判されがちだけど、
一人一人に事情があったり、異なる優先順位や価値基準をもっていたりするんだから
本読みならそこまで想像すべし、って示されてるような気がした。
舞姫って今の教科書にも載ってるんだろうか。
扱われ方は変わっていてほしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読書が好きだと本を読みたい理由って深く考えずに色々読んじゃったりするけど、読書が嫌いなこの主人公だと根本的にそこから疑問だから、色々な「本を読む理由」が出てきておもしろかった。
「未来の自分が色々な状況に備えるために読む」のと「明日の自分が一歩踏み出してみるために読む」のってニュアンスが似ているけど全然違うことだなと再確認した。 -
あらすじも読まず題名だけ見て購入したので、話の進みが想像できなくて楽しい!推理?青春?本紹介??私もこの本に出てくる本を読み返してみたくなりました★
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自分は活字中毒であるわけなのだが、なぜ本を読むのかという理由のひとつに「想像もできない他人の人生を覗き見ることができるから」というものがある。殺人犯や独裁者、英雄など、ありえない人生のいったんを覗き見て想像することができる。恐ろしい目にあった被害者や弱者についても同様だ。
実は本を読んでいて一番わからないのは「本を読まない人の気持ち」なんじゃなかろうかと思う。だって、本を全く読まない人は書かないよね?(書いているのかな?)
そんなわけでタイトルからして気になってしょうがない「読書嫌いのための図書室案内」は、簡単に言うと面白かった。
高校生男子が図書委員になり、図書新聞を作ることになったけれど、彼は読書嫌いで……という導入。1冊の本に対して読み手によって受け取るものが違うということ、本の多様性のみならず、読書にも多様性があり豊かだ。
読んでいる間中、読書って自分にとって何なのだろう、どうして本を読むのだろう。そして「本を読まない人はどうやったら読むようになるんだろうか」と考えてしまう。
本を読まないのに映画化すると原作小説を買う人がいる。もしかして、本が話のタネになれば、話すきっかけとして読書をするのかもしれない。映画が面白ければ、面白いとわかっているものなら読めるのかもしれない。そんなことを。今は多様性の時代だ。娯楽もたくさんある。だからこそ、本を選びにくいけれど、ひとつの「面白そう」「この本をあの人に読んでもらって感想を聞いてみたい」というきっかけがひとつあれば、本を読んでくれるのかもしれない。 -
図書委員になった読書嫌いの男子と本の虫の女子。
ジュブナイル~~!
ラノベや~~~!ハヤカワだけどラノベだ。
最近こんな真っ正面からの学生達の物語など
読んでいなかったから登場人物たちが
爽やかすぎてよく見えない。
主人公隠し能力ありすぎで
今流行のチートみたいになってるのも現代風。
話の筋はなかなか面白い切口。
実際にある本の読書感想文を書いてもらい、
そこから発展していく周囲の事件・・・
サクッと読めて、後味も悪くない、
いい具合のミステリーも入っててまさに
読書初心者にもお勧めできる一冊。
心がねじ曲がった人には物足りないかもしれませんが。
本好きの女の子の、何故本を読むのか、という
問いが、個人的にはこの本を読んだ価値があったと
思える一文だった。
人生のカタログ、面白いよな。 -
本を全く読まない主人公と、活字中毒のクラスメイトが図書新聞を作るために読書感想文を集める話なのだが、それが謎解きにもなっている。小学生時代は、読書感想文が嫌いだったし、今でもそんなに好きじゃない。と言いながら、今、書いているのはまさに読書感想文なのだけど。読んだ本の心覚えだったり、好きな本を紹介使用と思って書くのは嫌じゃない。でも、この本に出てくる読書感想文はちょっと違う。人に勧めるのではなく、自分自身に向いている。そして、確かに人の感想文を読むのは面白いのだ。
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アトロクで池澤春菜さんが紹介されてるのを聴いた時から読みたいと思ってた一冊。期待通り、面白かった。
取り上げてる作品の選び方も絶妙。
たぶん国語の授業で出てくる作品だろう。
また、日常の謎物としても完成度高い。
是非ともシリーズ化してほしい。 -
ありきたりな言葉ですがすごく面白かったです!
"読書感想文"という身近なテーマなのですが、人によって(当たり前ですが笑)感想が違うっていうのを改めて感じました。
価値観が違う意見をどう捉えるのか、純粋に楽しむのか否定するのか、など、物を見る角度が少し変わった気がします!笑
また、読書感想文をもらう為に様々な秘密を解き明かしていくのですが、表現や伏線がとても丁寧だなと感じました。
是非、読書嫌いの方、読書好きの方にも読んでもらいたい作品です!
あと、個人的には緑川先輩が好きです笑 -
物語に何を期待するか。
期待どおりの展開を超えた
想像以上の驚きがあったとき、
とても嬉しい。 -
成り行き図書委員が、高校生が読めそうな本を絡めて
右往左往する学園コージーミステリ
主人公がリア充・万能過ぎて、投射しにくかった。。。