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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (228ページ)
感想・レビュー・書評
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かの『朗読者』の作家が描いた、20世紀という激動の時代を生き抜いたもう1人の女性オルガの物語。生涯をかけて愛した男への愛と恨みは、同時代を生きた全てのドイツ人女性の思いを代弁しているのかもしれません。
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静かな物語。歴史、時代背景
恋人を失い、息子を息子として育てられなかった女性の心中 -
オルガという戦前・戦後を生き抜いた聡明な女性と愛したけれど北極に探検に出かけて帰ってこなかったヘルベルトの物語。
3部構成になっており、第1部はオルガの視点、第2部はオルガが老いてから可愛がったフェルディナンドの視点、第3部はオルガがヘルベルトにあてた届かなかった手紙で構成されている。
戻ってくるかわからないヘルベルトに対しての揺れ動く想いを書き綴った、読まれなかった手紙。自分で考えることのできる、聡明なオルガ。
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ベルンハルト・シュリンクの作品





