オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理 WEB+DB PRESS plus [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 書籍の中で取り上げられているタスク指向で作成、設置されたシステムを利用したときに、どういう手順で操作すればいいのか見当がつかなく途方にくれることがありました。

    アップル製品を始めとして、使いやすい、使いにくいの感覚を言語化することができなくて悩んでいましたが、一つの表現方法としてこの書籍を通して見つけることができたと思います。

    利用者がやりたいことを表現してそのオブジェクトで何をしてもらうかを考えるというのは新しい視点を手に入れたようでした。

    そこに対してどのようなアプローチを仕掛けるべきか、考慮すべきかについても言及しているのも良かったです。

    サーバーサイドで定義しているのと似通っているのも面白かったです。

  • 分かりやすく、かつ実戦もあったため、頭に入ってきやすく最高に面白かったです。

  • (実践編は読んでないが)1〜3章と最終章だけなら1日でも読めるくらいの程よい分量。「oouiとは何か」全く知らない人でも一から理解できる、初学者に優しい解説本。
    実践編読んだらまた更新します。(たぶん)

  • ユーザーにとって使いやすいシステムとは何か?という問いに対して、明確な答えを見出せず具体例しか挙げられなかった自分にポンと一つ答えを提示してくれました。素晴らしい本だと思います。
    今思い返してみて、使いづらいシステム(社内システム)を振り返ると全て「タスク指向」でした。まず手続きを指定し、それに対して何が対象かを選択していくような形。

    今業務でローコードのシステムを内製開発しているところですが、「UIをどう設計するのか」に頭を悩ませていたところ、とても参考になりました。
    デザインシンキングも大事ですが、この視点も押さえておきたい。

  • 動詞→名詞ではなく名詞→動詞というのが体感的にしっくりきた。

    ビデオカメラの例やタスク指向UIの例は、ユースケースごとにトランザクションスクリプトで書いてたら同じロジックが重複していた、みたいな既視感のある話に繋がって親近感と納得感がかなりあった。

    なんとなく体験としては感じていたことをここまで言語化できるのが素直にすごいと思った。

  • 使いづらいと感じるアプリケーションが「オブジェクト指向」ではなく「タスク指向」だから、という点が一番印象的です。
    ・タスク指向の例:自動販売機
    「お金を入れて」から「商品を選ぶ」という【動詞→名詞】の順序
    ・オブジェクト指向の例:スーパーでの買い物
    「商品を選んで」から「お金を払う」という【名詞→動詞】の順序

    書籍内の演習もしっかり取り組みたいです。

  • ヴィジュアルよりもっと下のレイヤである情報設計について、詳細に述べている珍しい本です。

    業務アプリを改善する場合に役立つと思います。

  • ブジェクト志向的にUIを考える視点を提供してくれる刺激的な本。実践演習も付いていて考え方を身に付けるのにおすすめ。

  • オブジェクト指向ユーザーインターフェース(OOUI)とは、オブジェクト(もの、名詞)を起点としてUIを設計すること。タスク(やること、動詞)を起点としたUIに比べて、画面数が減って作業効率が高まり、また開発効率や拡張性も向上する、いわば「銀の弾丸」的な効果を持つ。前半では理論やプロセスを解説。後半の「ワークアウト(実践演習)」では18の課題が用意され、読者が実際に考え、手を動かし、試行錯誤をすることにより、OOUIの設計手法を体得できる一冊になっている。

    そもそも使いにくいソフトウェアが多いのは、開発者がUI/UXについての知識や経験が不足していることもあるが、一番の理由は、そもそもそれらがユーザーの目当てでなく事業者の目当てに従って設計されているからである。事業者の目線で、事業者が知りたいこと、事業者がやらせたいことが先行しているがために、使いにくいソフトウェアになる。その結果がOOUIの対比とされるタスク指向UIである。

    デザインはトレードオフの集合であり、常に有効なメソッドというものはほとんどないが、「タスク指向からオブジェクト指向への転回」だけは、半ば機械的に行えることでもあり、銀の弾丸と言っていいほど汎用的で強力なUI改善方法である。改善されるのは操作効率、学習効率、業務効率、UI拡張性など。UIデザインをタスク指向からオブジェクト指向にすると、画面数は80%~95%に減り、同じ目的を達成するために必要な操作手順も圧倒的に少なくなる。また設計もシンプルになり、開発工数は低減され、保守性も高まる。

    個人的にはワークアウト以降のモーダレスに関する記述がとても興味深く、今後のUIデザインの指針になった。「優れたGUIに対してユーザーが「マニュアルを読まなくても使える」と感じるのは、実は手順を覚えやすいからではなく、そもそも決まった手順というものがないから」というのも印象的な内容。手順が決まっておらず、ユーザーが好きな方法で目的に向かっていける。これがGUIの根本にあるモードレス性であり、その操作の自由度は、UIがオブジェクト指向で作られていることで実現される。

    UI/UXデザイナーとして、どのような思想・態度で仕事に向き合うべきかを考えさせてくれる一冊であり、システムやサービス開発で画面設計や画面遷移、仕様を考える人は必ず読んでほしい一冊でした。

  • 仕事での担当製品に課題感がありはデザイナーですが本書を読みました。

    使われている言葉に唐突感がある部分がありそこだけ引っかかりました。

    前半にオブジェクト指向UIとタスク指向UIの違いや考え方のプロセスがあり、後半では事例をもとに頭を使う構成になっていました。

    特に後半のタスク指向UIで作られた既存製品の改修シナリオが目的に沿う形であったので本書を読んで1番参考になった部分でした。

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著者プロフィール

「Designs for Transformation」を標榜するデザインコンサルティング会社。エクスペリエンス・ストラテジー、デザイン・リサーチ、ヒューマン・インターフェースという3つのテーマを柱にソリューションを提供している。また、海外文献の紹介から国内外の識者・実践者を招聘したイベント開催まで、幅広くデザイン活動を展開中。近年、調査と制作の溝を埋める設計アプローチ「OOUI(オブジェクト指向ユーザーインターフェース)」を提唱し注目を集めている。

「2022年 『The Elements of User Experience』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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