オブジェクト指向UIデザイン──使いやすいソフトウェアの原理 WEB+DB PRESS plus [Kindle]

  • 技術評論社 (2020年6月5日発売)
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  • 本 ・電子書籍 (493ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 書籍の中で取り上げられているタスク指向で作成、設置されたシステムを利用したときに、どういう手順で操作すればいいのか見当がつかなく途方にくれることがありました。

    アップル製品を始めとして、使いやすい、使いにくいの感覚を言語化することができなくて悩んでいましたが、一つの表現方法としてこの書籍を通して見つけることができたと思います。

    利用者がやりたいことを表現してそのオブジェクトで何をしてもらうかを考えるというのは新しい視点を手に入れたようでした。

    そこに対してどのようなアプローチを仕掛けるべきか、考慮すべきかについても言及しているのも良かったです。

    サーバーサイドで定義しているのと似通っているのも面白かったです。

  • 分かりやすく、かつ実戦もあったため、頭に入ってきやすく最高に面白かったです。

  • 実例とか、サンプルがでてくると理解できるけど、
    文体がところどころ、わざと難しい言い回ししてる?感があって読みづらい。
    この手の技術書にありがちな読みづらさというか。

    内容はとても良いし、実務にかなり利用できる。

  • この本が主張したいことは1章にまとまっていて、「タスク単位ではなくオブジェクト単位でUIを構築せよ」である。
    2章以降はやや蛇足気味で、4章からは具体例を用いたレッスン的な内容、最終章はUIの歴史や一般論を述べた独立章となっている。

    1章で述べられている主張自体は至極妥当で、シンプルな文で表現された価値はあると思う。
    基本的にこの本は3章まで読めば十分だと思う。手を動かしてトレーニングするなら中盤以降も役に立ちそう。最終章は興味のある人は読めば良いかな。

  • (実践編は読んでないが)1〜3章と最終章だけなら1日でも読めるくらいの程よい分量。「oouiとは何か」全く知らない人でも一から理解できる、初学者に優しい解説本。
    実践編読んだらまた更新します。(たぶん)

  • ユーザーにとって使いやすいシステムとは何か?という問いに対して、明確な答えを見出せず具体例しか挙げられなかった自分にポンと一つ答えを提示してくれました。素晴らしい本だと思います。
    今思い返してみて、使いづらいシステム(社内システム)を振り返ると全て「タスク指向」でした。まず手続きを指定し、それに対して何が対象かを選択していくような形。

    今業務でローコードのシステムを内製開発しているところですが、「UIをどう設計するのか」に頭を悩ませていたところ、とても参考になりました。
    デザインシンキングも大事ですが、この視点も押さえておきたい。

  • 動詞→名詞ではなく名詞→動詞というのが体感的にしっくりきた。

    ビデオカメラの例やタスク指向UIの例は、ユースケースごとにトランザクションスクリプトで書いてたら同じロジックが重複していた、みたいな既視感のある話に繋がって親近感と納得感がかなりあった。

    なんとなく体験としては感じていたことをここまで言語化できるのが素直にすごいと思った。

  • 使いづらいと感じるアプリケーションが「オブジェクト指向」ではなく「タスク指向」だから、という点が一番印象的です。
    ・タスク指向の例:自動販売機
    「お金を入れて」から「商品を選ぶ」という【動詞→名詞】の順序
    ・オブジェクト指向の例:スーパーでの買い物
    「商品を選んで」から「お金を払う」という【名詞→動詞】の順序

    書籍内の演習もしっかり取り組みたいです。

  • ヴィジュアルよりもっと下のレイヤである情報設計について、詳細に述べている珍しい本です。

    業務アプリを改善する場合に役立つと思います。

  • ブジェクト志向的にUIを考える視点を提供してくれる刺激的な本。実践演習も付いていて考え方を身に付けるのにおすすめ。

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著者プロフィール

「Designs for Transformation」を標榜するデザインコンサルティング会社。エクスペリエンス・ストラテジー、デザイン・リサーチ、ヒューマン・インターフェースという3つのテーマを柱にソリューションを提供している。また、海外文献の紹介から国内外の識者・実践者を招聘したイベント開催まで、幅広くデザイン活動を展開中。近年、調査と制作の溝を埋める設計アプローチ「OOUI(オブジェクト指向ユーザーインターフェース)」を提唱し注目を集めている。

「2022年 『The Elements of User Experience』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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