木曜日にはココアを (宝島社文庫) [Kindle]

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  • 宝島社
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感想・レビュー・書評

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  • 青山さん 2冊目。。。

    12の短編が繋がる、繋がる。
    どれもとっても良いお話。
    そして、最後のラブレター。
    ウーム とても良い感じ。
    これは、ほかの作品も読まないと。
    ちょっと続けて青山さんの作品を読みたいと思います。。

  • 青山美智子さんの本は安心して読み始められる
    何冊か読んできたが、どれも正解(笑)
    これはいるかさんの本棚でみっけ
    青山さん大好き友人がまとめて送ってくれた文庫たち
    まずデビュー作から

    12色のカラーで綴られる話はどれも愛しい
    やはり大正解(笑)

    そして、ラストの「恋文」にはウルウル
    幸せな気持ちをもらって本を閉じる

    ≪ ささやかな 出来事つなぎ 救いへと ≫

  • 青山美智子さんは「赤と青のエスキース」に続き2冊目です。

    川沿いの小さな喫茶店、マーブル・カフェで働く店員さんの話から始まり、少しずつ話が交わりながらストーリーが展開していきます。
    特段面白いわけでも悲しくて涙を流すわけでもないのですが、その分安心して読み進められます。

    「ココアさん」がはじめと終わりで繋がったときには驚きました。
    あの人をココアさんと呼んでいた人は、また同時に、別の人にとってのココアさんでもあったのですね。

    「マスター」も良い仕事をしていますね!
    不思議な縁の巡り合わせにほっこりしました。

  • 抹茶カフェを先に読んでしまったのが残念。意外と世間は狭いなぁと思うことがあるけど、どこかで誰かと繋がってるっていいですね。終わり方も良かった。

  • 小さな喫茶店から始まる短編集。どこかで少しづつ重なったりすれ違ったりする人たちの人生が、大きな円を描いてひとつに丸く収まる、という最近よくあるパターンと言えばそうだけど、どの話も優しく、前向きに終わるのが心地好い。
    気付いていないだけで、自分の回りでもこんな風に人の繋がりがあったりするのかも…、なんて想像するのも悪くはないかな。

  • ほっこりする話でちょっとリラックスしたいなと思ったときにサクッと読める本。短編集だが、それぞれの登場人物がみんなどこかでつながっていてその仕掛けを見つけるのもおもしろい。こんな居心地がよさそうなカフェが実際にあれば行ってみたな~

  • とても暖かくて優しい作品だと思いました。12の短編で場所も仕事も年齢も違うなかで一生懸命誠実に生きているそれぞれの主人公達は、繋がりあって結果的に支えあっていてとてもステキです。マコさんがあの人だったとわかった時はビックリ✨ところどころに珠玉の言葉がココアのハートみたいにうまくこぼれてて胸をうちます

  • 青山美智子さんの作品は「赤と青とエスキース」に続き2冊目。2冊目にも関わらず青山美智子さんの優しく心温まる作品の大ファンに。

    物語の人物がリレー形式で繋がっていくのが面白い。
    どの作品も素敵だったけど、特にマコとメアリーのお話が印象的だった。前世でも出会っていたと直感的に感じられるそんな存在に出会えるなんて羨ましくもある。

    青山美智子さんは、シドニーに在住されていた経験があり、物語にもオーストラリアが多々登場する。私もオーストラリアへ行って、ロリキートというカラフルな鳥を探して、ボタニックガーデンをお散歩して、ジャカランダという紫色のお花を見て、そしてフィッシュアンドチップスを食べたい。

  • 「赤と青とエスキース」の読後にチョイス。
    2017年作品
    2024年2月は日経平均はバブルに迫る勢いがあり、バブル臭がなんとなく丁度あった。

    「木曜日にはココアを 」と「恋文」をサンドイッチした作品。読後になんとなく、穏やかになれた作品でした。

    公共交通機関、公共施設を頻繁に利用する身なので、老若男女のマナーが気になり、つい一喜一憂しているに日です。その日の老若男女のマナーで一日の気分が左右され、最近は怒り、悲しみが多い気がします。
    時折、マナーの良い方を見かけたときは救われます。

    やはり、ワタルとマコにちょっとウルっときました。

    私の残念な記憶としては中学のとき、母親の悪意しか感じられない弁当を思い出しました。焦げた卵焼き1つとご飯やのりとご飯だけの弁当が続き、同級生や同級生の親まで同情されたことですね・・・。今で言う毒親の両親。

    親の虐待ニュースを観て、つい、日本の明るい未来を願うばかりです。

  • 12人それぞれに焦点を当てた物語が詰まった一冊。
    嫌な人が出て来なくて、温かい話が多い。
    ちょっとスピリチュアル的な話もあったけど…。
    人生こんなに上手く行けたら楽だよなーって頭の片隅でぼんやり思いながらも、気楽に読めて結局はホッコリさせて貰いました。

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著者プロフィール

1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』(U-ku氏との共著)『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。

青山美智子の作品

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