新 コーチングが人を活かす [Kindle]

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン
3.61
  • (26)
  • (49)
  • (59)
  • (10)
  • (1)
本棚登録 : 498
感想 : 60
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (290ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • プライムリーディングにて。
    コーチングの活用方法を整理すべく読書。

    メモ
    ・コーチングが必要とされる理由
      何が正解か簡単には見つけられなくなってきている
      組織における多様性の拡大
      イノベーションを求める声の高まり

    ・改訂版執筆背景
       コーチングの誤用懸念
       コーチングをベースに組織やチームで対話をいかに起こしていくかを書きたかった
       この20年間で培ったスキルや知識を届けたい

    ・コーチングの本質は未来を創り出す主体的な人材を創ること

    ・探索の伴走者がいるだけで人生はより心強いものに

    ・答えは引き出すというより興味を持って一緒に考えて探し出すものに

    ・チャンクダウン 一緒に絵を描く中ではっきり絵にならないなと思う部分を一緒に解きほぐしていく

    ・チャンクアップ 望んでいる状態や目標達成への行動を一言でまとめあげてみる

    ・同じ人との間で何千回と繰り返される言葉に新しさをこめる。信頼関係の構築は日頃の一言から

    ・安心感で人を動かす。言葉を繰り返すのはその一つと方法

    ・相手を評価するのでなく、自分がどう感じたかを褒め言葉にする。

    ・目標に関してとことん話す。頑張れの代わりに目標に関する話をたくさんする。

    ・魅力的な未来に目を向ける

    ・過去の話をして未来の素材を集める

    ・落とし所なくクライアントに立ち向かっていくことはコーチングの特徴
    相手の中に答えがあると心から信じる

    ・相手を違うフレームに入れてみる
     首相なら?父親なら?グローバル企業トップなら?

    ・チームの存在目的に直結する問いを投げかける

  • なかなか面白かった。

    嫌なこと、やりたくないことを出すことで好きなことが浮かび上がる。

    なるほど!
    でもコーチングというのは私はする側になろうとあんまり思ったことはなくて(特に大人に対しては)なんか、私なんかこんなの呼んで意味ある??とおもったりすることもあるけど、枕詞をつかって「ちょっと言いにくいんだけど」と言って切り出すことで、相手は有る程度の悪い事中身構えられるから、ということとかは日常でも使えそう。

    相槌上手になると話がうまく見える。たしかに。

    コーチング入門的に読んでみて面白かった。

  • 自己啓発本を研究する旅3冊目。

    すごく良かった!
    著者が人とコミュニケーションをとることが大好きなことが伝わってきて、わかりやすく、読みやすい。
    コーチとして数々の実績を誇る著者が、ノウハウやスキルを惜しみなく紹介している。

    しかし、これを形だけなぞっても無意味だろうな。
    その人その人に合わせた、口調、トーン、相槌、話の持っていき方、これらは経験からでしか得られないんだろう。
    著者が理想のカウンセラーになるために、アメリカの大学に行き、週末はワークショップに出席して色々な人とコミュニケーションを取っていたからこそできる仕事です。

    この人自身は「私はすごいでしょう」的な話はいっさいしてないのですが、文章からすごく頭の良い人・自分の仕事に誇りと愛情を持っている人だと思った。
    おじさんの書いた自己啓発本は、とかく自分の出身会社や実績など自慢話がはさまってうっとおしいのだけれど、この人は違う!
    仕事への愛、人生への熱意が感じられてすごく心が震えました。

    自分自身にコーチングしてみようかと思う。
    人生に行き詰っている、仕事でモヤモヤを抱えている人は手に取ってみて欲しい。

  • 20年間コーチングに携わっている鈴木さんが書かれたコーチング入門書。
    自分自身コーチングは一度受けただけで多少興味がある程度だったが、この本を読んでコーチングの考え方・面白さがよく分かった。
    将来はコーチングに携わる仕事をしたい。
    相手と成長をともに分かち合えるのが素晴らしい。

    【印象的な言葉】
    ・コーチングは問いを2人の間に置き、一緒に探索しながら、
     相手の発見を促していくというアプローチ

    ・チャンクダウン(かたまりをほぐす)
    相手のはっきりしない問いに対して、質問を繰り返すことによって具体化していく。
    その繰り返しが現状の理解・把握につながる。

    ・チャンクアップ(抽象的概念を抽出する)
    「望んでいる状態(目標)」=「現在の状態」+「行動」
    チャンクダウンされたものをひとまとめにすることで分かりやすい指針にする。

    ・小さな質問から始める
    答えやすい質問から始めることで徐々に大きなテーマに移っていける

    ・「なぜ」より「なに」が良い回答を引き出せる
    「なぜ」には威圧感が少しあるためうまく引き出せないことがある。
    「なに」をベースに質問することで一緒に引き出せる。

    ・人間の4つのタイプ→それぞれでアプローチ法が異なる
    ①コントローラータイプ:行動的で他人からの指図を嫌う
    ②プロモータータイプ:自分のアイデアを大事にして突き進む
    ③アナライザータイプ:行動に対して、情報を集め分析をする
    ④サポータータイプ:他人の援助を好み協力関係を大事にする

    ・not want
    「嫌なこと、やりたくないこと」を突き詰めて話していくとやりたいことが見つかってくる

    ・過去を振り返り、未来につながる素材を集める

    ・行動の結果をイメージすることで、行動のハードルを下げる
    例)掃除をしたら部屋が綺麗になる。

    ・今の状態を理想の状態を10点満点として採点
    自分の現状をとらえる手段としてわかりやすい

    ・コーチングでは"落としどころ"を用意しない
    コンサルやカウンセリングには落としどころ(解決策など)があるが、
    コーチングは落としどころを気にせず、質問を続ける

  • 具体的なコーチングのスキルがわかりやすく説明してある。
    ごくシンプルに書かれているが、ものすごく奥が深そう。
    多くの気づきを与えてくれた。定期的に読み返したい。

    小さな態度に気を配る(挨拶などでも関係性を構築できる)

    いきなり大きな質問をしても回答は得られない。
    必ず答えられる小さな質問から引き出していく。
    チャンクダウンで中身を知る

    相槌=相手を認める。
    自分がどう感じたのかの言葉で褒める

    強要ではなく、気づかせる。

  • ・簡単に正解を見つけることのできない課題の増加 ・多様性の拡大 ・イノベーションの必要

    コーチングとは、問いを2人の間に置き、一緒に探索し、その中で相手の発見をうながす

    コーチングの本質は〝未来を創り出す主体的な人材を創る〟ことにあり

    探索の伴走者となってくれる人がひとりいるだけで、その人の人生はずっと力強いものになる

    チャンク・ダウン(=かたまりをほぐす)

    コーチングの醍醐味は、一緒に何かを探索することであり、発見すること

    なに〟を使った質問のほうが、内側にあるものの発見に至りやすい


    こちらが待つというスタンスに立つと、相手から本当にクリエイティブな、これは使えるというようなアイデアがたくさん出てくる


    不満を提案にかえる

    ぎりぎり〟の状態をイメージの中に意図的につくり出し、答えをだそうとするのが究極の質問

    「一言にまとめると、どういう状態を達成したいということなんだろう?」

    〝同じ言葉を繰り返す〟ことは、相手の意見に賛成するということではありません。 相手が今そういう状態にあることを認める ということ

    どの行動を起こしているとき、あるいは、どの状態にいるときが、あなたがいちばん生き生きしているときでしょう?
    □探求する  □冒険
    □優雅である  □輝いている  □触れ合う  □共にいる  □影響する  □勇気づける  □極める  □卓越している  □奉仕する  □サポートする  □創造する  □工夫する  □遊ぶ  □指導する  □説明する  □達成する  □気づく  □観察する  □洞察する  □支配する  □説得する  □つながっている

    過去に向けて問いを投じ、思い出してもらい〝未来を想起するための素材〟を集める

    なにか行動を思い立つということは、その行動の先になにかいいことがあるから

    話をよくきいてくれるような人を見つけて、 30 分くらい、うまくいっていない人について話してみる

    クローズド・クエスチョンを使うには、勇気と思いやりが必要

    対話を広めたければ、まずそのキーパーソンと徹底的に対話

    たったひとりの対話への情熱が、対話の文化を深める

    人は1日1000回ぐらい自分に質問をしているよう

    相手が動かなかったということは、あなたに十分なコーチング力が備わっていなかったということ

  • 【マインドマップ】
    コーチングが人を活かす/鈴木義幸著 を読みました。

    快な目的:コーチングを復習して、次の面談にいかそう!

    こてっちゃんのおすすめ本を手に取ってみました。
    さっそく、業務に生きる、すぐ実践できるネタとスキル満載でした。

  • この本が出た当初かな、会社で研修を受けた。その当時は必要性もよく分からず受けていたが、年とともにコーチングスキルが重要になってきて再読。「引き出す」を止めて、2人で探し出すという発想。大切ですね。ついつい自分が持ってる答えに誘導しようとしてしまっている。

  • とてもよかった・・・!!!

    コーチングの定義をより正確に伝えるため、定期的に定義や他の用語との比較を説明していた。

    ◇各章の構成
    各章の構成は、以下のような運びだった。

    「大事なこと」を短文で伝える
    →具体例を伴って説明
    →改めて端的な短文でまとめる
    →絵でイメージを持たせる

    この流れで一通り説明しておいた。
    文字を読んで理解したつもりになっていたところを、最後に視覚的な情報で補完してくれる分かりやすい構成だった。

    ◇最後のまとめ
    最後のページに、「〇〇のシチュエーションで困っていたら、この本の△の項目を参照しよう」とまとめられていた。
    丁寧すぎる・・・!!!

    自分に足りない要素からアプローチできれば良いが、足りない要素は自分では気づきにくい。
    →「今抱えている悩みごと」から足りない要素を教えてくれるのは懇切丁寧。


    ・コミュニケーションがどうもしっくりこない
    ・相手に話させたいのに、つい自分が一方的に話してしまう
    ・相手の提案やアイデアが引き出せない
    私はこの辺りの悩みを解決したい。
    なので、該当するスキルをもう一度読み直して、自分の行動目標にする!

    ◇感想
    この本手元に欲しい。紙で購入する図書候補。

全60件中 1 - 10件を表示

鈴木義幸の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×