ただいま神様当番 [Kindle]

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 22
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (241ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 青山美智子さん うーん いいなぁ。。

    青山さん ファンは、絶対にこの本を、特に巻末にある対談は読まないと。。

    メルヘンに見える作品だけれど、結局は自分の中にあるものに素直に立ち向かわないと解決しない。

    これからもぶれずに青山さんの世界を描き続けて欲しいと思います。

  • 神さまがおっちゃん?おじいちゃん?て!と思ったけど、読み進めるとしっくりきた。
    それぞれの事情を抱えたお困りのご様子の方がたくさん出て、
    きっかけがあれば、また前向きに行動できる。そんな本。

  • ちょっとした勇気、心からの言葉、そして少しばかりの気持ちの持ち方で、人生ってどんどん前向きに転がっていくと思わせてくれて、最高の読後感を得られた作品でした!

    とはいえ、当たり前のことなんだけどそれがなかなか…汗

  • 「わし、神様。
    お願いがあるの。わしリア充になりたい」
    なんてお茶目な神様が出てくる物語。
    青山さんのお話は、どうやって数珠繋ぎになるんだろうってワクワク感があって好き。
    最後の社長の話。奥様が素敵すぎ。
    おっといけない。素敵な人を見ると、そこを目指してしまう悪い癖。
    青山さんは、そこを正してくれるような気がする。

  • だめだ、またいい作品に出会ってしまった。
    怖いものなんてない人より、本当は怖いのに立ち向かっていく人の方が何倍も強い。それを勇気って言うんだと思う。という言葉がすごく響いた。
    私は怖いものなんてない人に憧れを抱いて、なりたいって思っている節があったけど、怖いのに立ち向かっていく勇気のある人になりたいと思った。

    また、最低だけど、最高。どっちも知ってる、大事な人。という言葉も気に入っている。
    家族、友達、恋人、、、最低な部分も最高な部分も知った上で、大事な人になるんだなあと思った。

  • 3作目の青山美智子さん。
    毎回毎回ほっこりさせてくれるなぁ。
    腕に神様が住み着くことで、たまにひょっこり現れてくれることで、自分の本質がわかったり、勇気を持てたり、身近な幸せに気付けたりする優しい短編集。もしも自分が神様当番になったら、どんな自分になれるのかなぁって考えながら読んだ。最初は焦るけど、神様当番してみたいな。

  • ある日急に腕に「神様当番」の文字が!神様を楽しませないと当番は終わらないけれど、何に喜ぶかはその人の本当にやりたいことで、当番になった人は自分の気持ちに向き合っていく。

    小学生もOLも、現場上がりの社長もそれぞれの思いと向き合って、最後はあったかい気持ちになって当番を終えるため安心して読めた。

    非常勤の外国語教師が唯一、腕に現れた神様当番の文字をビューティフルカリグラフィーと喜んだのがじわじわきた笑

  • ミニチュア写真家田中さんの装画が役立つ。私のイメージの神様と装画の神様が違っていたのだが、段々田中さんの神様が定着してきた。OL、小学生、高校生、大学非常勤講師、零細企業社長の5人が神様当番となる。ふざけた神様だが、ちゃんと皆を幸せにしてくれる。OL咲良さん、福永社長は自分を変えることができた。小学生千帆ちゃんも考え方を変えたら、身近な幸せに気づいた。高校生の直樹くんも、リチャード先生も勇気を出すことができた。神様はちょっと考え方を変えれば幸せになれると教えてくれる。

  • めちゃめちゃ続きが気になるとかではないんだけどすっと読みやすくて読み終えてしまった。
    相手のことを決めつけてこうゆう人だと思い込んで行動していてはダメだなあと思えた。
    何事も捉え方と自分の行動次第。
    自分から行動して過ごそうと思えた。
    個人的にすごく好きな本だった。

  • 毎朝同じ時間にバス停に並ぶ人たちが神様当番になって、少しずつ人生に変化がある小さな物語集。嫌なこと、思い通りに行かないことも、見方を変えれば前向きに捉えることができる、そんな気がする。

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著者プロフィール

1970年生まれ、愛知県出身。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国、上京。出版社で雑誌編集者を経て執筆活動に入る。第28 回パレットノベル大賞佳作受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が第1 回宮崎本大賞を受賞。『お探し物は図書室まで』が2021年本屋大賞2位に、『赤と青とエスキース』が2022年本屋大賞2位に選ばれる。他の著書に『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』(U-ku氏との共著)『月の立つ林で』など。

「2022年 『ユア・プレゼント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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