おらおらでひとりいぐも (河出文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • うーんそれなりに読み切れたけど芥川賞もらえるほどいい作品か?という感じ。
    山が印象的に出てくるのがすごくよかった。地方の人間からすると山は目印になるので故郷の象徴になる。
    あとは娘との確執が興味深かった。ディスコミュニケーションも人間の嫌な部分をコンパクトに提示していて好きだったし、娘の習い事費用という費目も親の収入だけで子に充実した教育を施すのが困難だという現代をきちんと切り取っていた。
    裏返すと他の要素は全然響かなかった。東北弁は読みづらいし地の文と関連がなくて取ってつけたようだし、心の中でだけ饒舌な高齢者という設定はわかるけどいかんせん内心の思考が聡明すぎないか?もっとアホじゃない人間って?そのへんの説得力が弱いかと。

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著者プロフィール

1954年岩手県遠野市生まれ。岩手大学卒業。55歳で小説講座に通いはじめ、8年の時をかけて本作を執筆。2017年、本作で第54回文藝賞を史上最年長の63歳で受賞しデビュー。翌年、第158回芥川賞受賞。

「2020年 『おらおらでひとりいぐも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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