「これからの世界」を生きる君に伝えたいこと [Kindle]

  • 大和書房
5.00
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 7
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍 (153ページ)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 著者はアフリカのマリ出身で、中国に留学し、その後来日して、京都の大学の学長になったひと。日本人の欠点をズバズバ切り込んでくる。ただし、著者が指摘する日本の変なところ、日本人の問題点は、知らなかったわけじゃなく、いや、おっしゃるとおりなんですが、という感じを持つ読者が多いのではないだろうか。外からの視点を持っているからわかる、というよりは、著者が思っていることをあえて言わない、という日本人特有?の変なリミッターを持っていないから書ける、ということなんじゃないかと思った。

    直すべきとぼくも思うが、思ったことを思った通りに発言すると煙たがられ、遠ざけられる、という経験を何度もしている。そういう人が偉くなる組織は先がないのだろうな。ぼくがそういう組織にたまたま所属していた、あるいはぼくのやり方がまずかったのならまだしも、もし日本という組織が未だにそういう体質を持っているなら、日本やばい、わけだが、先日の森発言なんかを鑑みるに、どうもそれっぽい。ああいう輩にはどんどん失言してもらって、失脚してもらったほうが、日本のためだと思う。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

ウスビ・サコ京都精華大学教授。1966年マリ共和国・首都バマコ生まれ。北京語言大学、南京の東南大学等を経て、京都大学大学院工学研究科博士課程修了。博士(工学)。2018年4月~2022年3月京都精華大学学長。アフリカ系として初めて、日本の大学の学長になった。社会と建築空間の関係性について様々な角度から調査研究。著書に『サコ学長、日本を語る』など。

「2023年 『君たちのための自由論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ウスビ・サコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×