四畳半タイムマシンブルース (角川書店単行本) [Kindle]

著者 :
制作 : 上田 誠 
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 275
感想 : 59
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感想・レビュー・書評

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  • 全宇宙消滅の危機?!『四畳半神話大系』の面々が、クーラーのリモコンを求めて昨日と今日を行ったり来たり。

    コロナの魔風で帰省も遠出も控えている自分の慰めとして久しぶりに新刊本を購入しました。そしてあっという間に読了。実にまぶしいかぎりの阿呆らしさで面白かったです。ずっとにやにやしながら読んでいました。マスクがあってよかった。

    下鴨幽水荘に突如現れるタイムマシン。
    モッサリした未来人、田村君。
    時をかけるクーラーのリモコン。
    もちぐま、ふたたび。

    『四畳半…』を読んでいなくても十分たのしめます。最高です。

  • 「四畳半神話大系」の原作小説とアニメ版、それと「サマータイムマシン・ブルース」を悪魔合体した、公式の同人誌的な本です。

    私は「四畳半神話大系」の原作を読んだ後にアニメを観て、「サマータイムマシン・ブルース」の演劇は観ていないものの、最近アマプラで映画版を観ました。

    見事に、それぞれのよいところがミックスされています。
    多分、「四畳半タイムマシンブルース」と「四畳半神話大系」、「サマータイムマシン・ブルース」のどこから入っても楽しめてよいのではないでしょうか。

    基本的に「サマータイムマシン・ブルース」のプロット通りですが、オチは個人的には「四畳半タイムマシンブルース」の方が好きです。

  • あの四畳半神話大系の続編である。前作からかなりの時間が経つ。まさか続編が出てくるとは思わなかった。
    阿呆学生が不可思議な世界の中でちょろちょろ動き回る神話体系の続編、どのようなものか。タイムマシン???
    森見氏の作風も、最近の作品を見ると、四畳半神話大系当時とはだいぶ変わっている。一時期のスランプ期以前の名作の続編をどう描くのか、楽しみがあり、不安もあったが…。

    読み終えて。もうただただ面白く、森見節(阿呆学生節?)全開で、抑えの効かない濃いキャラクターの面々が暴れまわり、主人公は振り回され、明石氏はチャーミングで、そして大団円を迎える…読んでいて楽しく、面白い、まさしく四畳半の続編で、素晴らしい冒険コメディでした。次はどうなる?このあとどうなる?と、読んでいてワクワクのあまりページをめくる手が止まりません。
    大満足です。
    森見ファン必読。前作未読の方は、前作読まれてからのほうが楽しめると思います。

  •  クーラーのリモコンを救うために、タイムマシーンで「昨日」に戻り過去が変えられてしまったことで、世界存亡の危機となる。

     「私」を中心もした個性豊かな仲間たち、そして未来からやってきた謎の「モッサリ君」が「未来」を救おうと奮闘するものの、相変わらずの好き勝手で一筋縄ではいかない。

     今日も昨日、四畳半という小さな世界で起きるタイムマシーンを巡ったどたばた展開で面白かったし、こんな夏休みを体験してみたい。

    2022年8月20日

  • 文句なし!森見ワールド。相変わらずのメンバーで、身内でわちゃわちゃしてるなー感はあるけれど、前作よりもストーリーに動きがあって飽きない。明石さんはどんなときでも賢く可愛い。最後のオチもよい。
    読了後かなり日数が経ってしまったのでざっくりしたレビューしか書けない。。今回は図書館で借りたので、文庫が出たら購入してまた読む。

  • SFに分類すべきか一般文芸にすべきか迷うけど、ちょっと自分には合わなかった。同作者の小説は2作目を読んだことになるのだけど、文体からしてどうにも合わない。
    「何故にこんなに合わないのか?」と考え込んでしまうほどに合わない。
    客観的に見れば、何がいけないということもない。クーラーのリモコンを巡る、タイムマシンによる現状を維持しようとするキャラと、素っ頓狂なキャラのドタバタが続くのだけど、胸焼けするような感覚を覚える。不思議だ。
    他の人の評価も高いし、多分、面白い話なのだろうと思う。
    徹底的に自分に合わないだけで、なんで合わないのかも分からない。
    困った。
    なんとか読み終わったが、この作者の作品は私には合わないと思うしかない。

  • 四畳半神話体系とサマータイムマシンブルースのコラボ。。大学生ものの新刊が出てくれて嬉しい。
    未来を紡ぐために「今」を一生懸命維持しようと頑張る主人公や明石さん、それと対比するように楽観的な小津や樋口師匠といったキャラクター達。小津の定番のセリフも懐かしい。
    これもアニメ化されるんだろうか。
    「時間は一冊の本みたいなものだと考えてみたんです」というセリフが出てくるが、1ページずつしかめくっていけないからこそ人は頑張れるんだなと思えた。

  • ついに、ついに、四畳半が帰ってきた!という喜び。
    最近の色々な方面に挑戦している作品も楽しんで読んでいるんだけど、やっぱり原点という感じがする。
    すさまじく勢いがある。
    昨日買ってきて、今日一気に読んでしまった。
    タイムマシンが出てきてもなんとなく許せるファンタジー京都感。
    現実の京都観・京大生観が森見登美彦によって侵食されているようです。
    表紙がアニメのキャラデザで描かれていたので、頭の中で絵も音声も完全に再現されてしまった。

  • 読了時:40代前半
    地球という広大な世界で、京都の超絶限定エリアで発生する宇宙レベルの笑い話。もしかしたらこの世に「勘違い」は存在しないのかもしれない、ただその話をした人が、今目の前にいるその人とは違うだけで。などと考えてしまうようなことは一切なく、緩んだ頭のネジの頭がナメている人達のドタバタ劇と少しほっこりする話を楽しめる一冊。それがこちら。

  • あらすじ
     京都の学生アパートに暮らす私。腐れ縁の隣人と銭湯に行ったりして無為に暮らしている。憧れの後輩女子もいて、その子は映画研究部でポンコツ映画を量産している。夏にクーラーのリモコンが壊れた。困っているところにもっさり未来人がやってくる。彼はタイムマシンに乗ってきたのだった。

     懐かしいなー。森見作品。いけてない、おかねない、やる気もない学生の無駄なエネルギーも楽しい。タイムトラベラーとしての倫理観や節度がゼロってところも面白い。この作者の言葉選びはやっぱり好きだなと思った。

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著者プロフィール

1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で山本周五郎賞を受賞。同作品は、本屋大賞2位にも選ばれる。著書に『きつねのはなし』『有頂天家族』など。

「2022年 『四畳半タイムマシンブルース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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