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感想・レビュー・書評
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Ruby on Railsのマニュアル本。
パーフェクトという名にふさわしく、基礎的な所から、かなり深い所まで解説されている。
単純に「機能を紹介するだけ」にならずに、根底にある思想や、設計手法、最近のトレンドまでカバーしているのが素晴らしい。
特に良いのが、「レールの上で走ることの限界」に触れていることだ。
近年では、求められる要件が複雑になっていることもあり、Railsのガイドライン通りに開発するだけではまかない切れないケースがあることが分かってきた。
そこでRailsコミュニティでは、数々の「レールから外れた」設計や機能が提唱されている。
そういったものをきちんと補足して、「レールの上で走るだけではダメだ」と紹介するのは、極めて実践的で大切なことだと思う。
本書を読めば、Railsについて一通り学ぶことが出来る。
ネットの記事をつまみ食いするのではなく、こういった本で体系的に学ぶのはとても大切なことだと思う。
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誤字・脱字が多いのが玉に瑕。
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フォームオブジェクトやDockerを使った環境構築など、かなり深いところまでサポートされていてよかった。
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Railsを学び始めて1年弱ですが、最近Railsのことがよく分かってないと感じ、幅広くRailsのことを学ぶために本書を読みました。
本当に幅広く書かれており、とても勉強になりました。
特に有り難かったのが以下の内容です。
「第9章 コードの品質を上げる」
「第11章 複雑なドメインを表現する」
「第12章 複雑なユースケースを実現する」
「第13章 複雑なデータ操作を実現する」
私は実際の現場を経験している訳ではないので、9章の実際の開発現場でよく使われているツール・gemの紹介はありがたく、知ることができて良かったです。
また、11・12・13では複雑なケースに対して、どのようにアプローチしていけば良いのか、Railsのどのような機能をどう使うのかということが記載されており、こちらもとても有り難かったです。
複雑なケースに直面したときは、ここの部分を読み返してコードを書いていきたいと思いました。
Railsの基本的なことから、実践に近いところまで学べるとても良い本だと思いました。