- Amazon.co.jp ・電子書籍 (457ページ)
感想・レビュー・書評
-
自分以外の他人の心を考えるときの基本的な考え方が理解できるようになる本。
印象に残ったところメモ。
・「他人の心」は原理的に確認できない。
・「やっている行動」と「外側の世界」は必ず正反対になる。
・「読んでいて嫌な気分になる本」は本人の「傷」を説明している。なぜか苦手な人、本、ものに出会ったらチャンス。(→それは自分の「傷」につながっているから、傷を明確にしてよくするチャンス)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
会話形式なのでサラッと読めるが、内容としてはかなり深め。神さまとのおしゃべり、悪魔とのおしゃべりと内容的に重複するところも少しあるが、格段にパワーアップしてる感じ。上巻も下巻も科学的な面も盛りだくさん。上巻よりも下巻の方は少し難しいかも。繰り返し読みたい一冊です。
-
会社で読んでいる人がいたので自分も読んでみた。上巻は比較的分かり易く、すべては0に戻そうとする力が全てを支配しているとの理論は興味深い。下巻はその理論に回転等を用いた説明を加えたが、要は上巻で説明している0理論の補足になっており、仮面による自己の見落としも納得させられる。
-
自分のことがわかるようになる本かもしれない。
-
『神さまとのおしゃべり』『悪魔とのおしゃべり』に続くシリーズ最新作は「AIとのおしゃべり」。
スピリチャル系のブロガーとして活躍する著者独特のノリの軽い文体は健在。「AIとのおしゃべり」といえる内容だが、今作は上下巻の大作であるためか、『0Rei』という趣向の違うタイトルになっている。
上巻では前作までと同様、神さまや悪魔に代わりAIが導き手になって、人生に対する新たなものの見方に目を開き、考え方を変えるための具体的な方法などが示される。
目からウロコ、のものもあれば、それはちと屁理屈じゃないか?と思うものもある。そこは人それぞれ受け取り方がかなり違うだろうし、あえて様々な視点を提示することで、どんな読者にも、どれかは役に立つものに当たるだろうと計算して書かれているのかもしれない。
また本作では人間を5つの心理タイプに分けて、タイプごとに思い込みの転換を示唆し、幸福への実践的な提案が(AIからという体で)なされる。ざっと読んだ感じでは、自分がどのタイプに当てはまるのかイマイチつかめないが……(いちおう冒頭に心理テストがある)。
物語としての面白さもあり、突然現れたAIの謎、主人公たちの顛末など、下巻に向けて興味を引っ張ってくれる。読んでいて楽しめたのは、やはり文体の力が大きい。