幸福論 「しくじり」の哲学 [Kindle]

著者 : 中田敦彦

• 徳間書店 (2020年8月28日発売)

感想・レビュー・書評

[ktokさんの感想 · 2020年10月30日]

読書会の課題図書ということで読んでみた。
大好きなYouTuberである「あっちゃん」の歴史がより詳しくしれて面白かった。

今まで偉人の伝記を見た時と違って、その人の作品物をリアルタイムに味わったり、
画面越しではあるが、ひととなりや魅力を知っているので、その人の歴史を追体験するというのは
また別の面白さがあった。

実際、YouTubeに上がっている自分史の動画や、
藤森さんとの対談会に盛り込まれている内容などとのダブりも多い。
(なので、初見の人はそちらを見てからでもいいかもしれない)

あ、そういうことなんだという確認や、驚きも出てくる。

新しく本を読んだことで、特に面白かった部分を挙げると

「相方を見つけた話が、ちょっと差分が見えた」ところだ
=> 動画では、偶然バイト先で見つけたとあったが。本では、相方が欲しいと長期戦で考えていたと語られていた。

# 心にのこったポイント
-言語は汎用的なスキル
-あっちゃんて、強くて孤高の人という印象があったが、常に「語る相手」を求めている寂しがりの一面があること
-「普通でいい」そのプロセスに価値が宿る。(ex. 野菜カレー、お婆ちゃんのりんごジュースの話)

[nomitomo13さんの感想 · 2020年9月4日]

オリエンタルラジオ・中田敦彦さんが、自身の半生を通して成功と幸福との関係について考えた自叙伝。

中田敦彦さんが人生の節目で感じたことや自分の行動スタンスなどが書かれています。

変化の激しい現代では、自分の中心となる価値観（軸）を持った上で、変化に合わせて常にアップデートできる「前言撤回」力が必要になります。

著者プロフィール

1982年生まれ。2003年、慶應義塾大学在学中に藤森慎吾とオリエンタルラジオを結成。04年にリズムネタ「武勇伝」でM‐1グランプリ準決勝に進出して話題をさらい、ブレイク。またお笑い界屈指の知性派としてバラエティ番組のみならず、情報番組のコメンテーターとしても活躍。14年には音楽ユニット「RADIOFISH」を結成し、16年には楽曲「PERFECTHUMAN」が爆発的ヒット、NHK紅白歌合戦にも出場した。マルチな活動はとどまるところをしらず、18年にはオンラインサロン「PROGRESS」を開設。さらに19年からはYouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」の配信をスタートし、わずか1年あまりでチャンネル登録者数が250万人を突破。いまもっとも注目されるユーチューバーでもある。

「2020年 『幸福論 「しくじり」の哲学』 で使われていた紹介文から引用しています。」