- Amazon.co.jp ・電子書籍 (393ページ)
感想・レビュー・書評
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本書内容と直接関係ないが、海外書籍は情報(インフォメーション)よりもコンテキスト(ストーリーや背景)を伝えようとしているので、本と向き合うのが楽しい。新聞を読むと学びあり情報としては貴重だが、その記事を読んでどう思考を巡らせるか次第。デジタル端末で情報をいかに取得しても実際に美術館で彫刻を感じたり触れたり、特定の空気の中でどう思考を巡らせるか。VCの世界のそんなストーリーを伝えることを目的としたと感じる作品で、最終章は特に何度か読み返したいほど印象的。
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p21 生き延びて再び挑む
P92 ファンド開設から数年がたち、GPの活動が既存投資の管理に移行するにともない、多くのファンドは手数料を減額するようになる。
まず、パートナーシップの後半になると2%の手数料が50~100べーしすポイント引き下げられる傾向。ほかには、コミットした資金に応じて算出した手数料を、ポートフォリオに残っている投資先のコストだけで算出するという方法がある。
P100 3年目で帳簿に記載した1.4憶ドルの暫定的な評価が一時的なもので、実際には机上の空論にすぎないと判明したらどうなるだろうか。つまり、この1億ドルのふぁんどは現実には6000万どるのリターンしか上げられなかった。そのほかの利益は消えた。だがGPは、ファンドの見込みを調べた際に、1000マンドルを分配金として受け取った。どうすればいいだろう?GPは残念ながらクローバックという制度に従うことになる。ーつまり、GPからLPへと資金を払い戻す必要があるのだ。