- 本 ・電子書籍 (283ページ)
感想・レビュー・書評
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モノを自分に必要な最小限に減らす「ミニマリスト」生活のススメ。稲垣えみ子さんの「家事か地獄か」に続けて、積ん読状態だった本書を手に取ってみた。
「家事か地獄か」が強烈だったこともあって、本書のインパクトはそれ程でもなかったなあ。年を重ねた方の言葉の方が重みあるしな。
「部屋にモノを置かないと、掃除にかかる時間は激減する。服を少なくすると洗濯の手間も減るし、今日何を着るか迷う時間も減る」、「モノを最小限に減らすと、確実に時間は増える。モノに奪われていた時間が戻ってくる」。よし、断捨離頑張ろう!
本書でも、「人生がときめく片付けの魔法」(こんまり)絶賛されてる。稲垣えみ子さんの介護エピソードも紹介されてた!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
半年前から不要なものは少しづつ捨てるようにしているので、なんとなく書いてあることは納得できます。マックのファミリーセットのおもちゃの分別が大変で結構苦労しましたが…
読んでいて思ったのはミニマリストになったからうまく回り出すのではなく、行動や考え方が変わることなんだと思うし、それによって得られるものは時間なんだと思います。
こうすればこうなるが強くてなかなか自分には合わなかった様な気がします。
ただ、余計な物が無い方が良いのは同意です。 -
この著者は習慣化の本で知りましたが、こちらの本も心理学ベースだったり、手放せない気持ちに寄り添ってくれる姿勢だったりして、すっと頭に入りやすかったです。
何より著者のミニマリスト以前の生活が「お前は俺か?」というレベルで似通っていたので特に刺さりました(笑)
通帳裁断や足つぼマッサージ機、卒アルの話などは若干引きながらも、手放すための心構えは概ね参考になりました。
「手放す前にクリエイティブにならない」「収納をやみくもに増やすよりもモノの絶対数を減らすことが先決」という話は、「わたし見られてんのかな?」ってくらい心当たりありすぎて笑いました。
さっそく(毎年履かないのに捨てられないでいた)3軍以下の靴下・パンツや、テレビ裏に落ちてたリップクリームなどに未練なくお別れを告げることができました。
「手放そうか迷っているモノは手放せる」という内容もありましたが、私の場合「迷わず手放せるモノ」を手放すだけでもまだまだ減らすことができるので(めちゃめちゃ太ってる人がダイエット始めたばかりで減り幅が大きいボーナスタイムみたいな)、まずはここから始めて勢いをつけたいなと思いました。
あとは「幸福感」とか、「満足」「感謝」についてのお話が、私が最近感じていた様々なこととつながり、腑に落ちる感覚があったので読むことができて良かったです。 -
本書の要点は以下の通りである。
1.モノが増える元凶は「慣れ」と「飽き」
・新しいモノを購入したその瞬間は幸福感でいっぱい(ドーパミンが分泌される?)になるが、次第にそのモノに「慣れ」、最終的には「飽き」、また新しいモノを買う・・・その繰り返し・・・
→しかも、人は「差」を刺激として認識するので、新しいモノを買えば買うほど幸福感は逓減していってしまうのである・・・
2.ものを手放すことで得られるメリット
・物理的にスッキリするメリットももちろんあるが、「思考がスッキリし、最も大切なことに集中できる」や「人と比べなくなる」など、目には見えないメリットの方が大きい。そしてその目に見えないメリットこそが、この本の本質だと感じた。
→モノが多いと、無意識に思考が巡ってしまい、それだけで脳が疲弊する
✔︎例えば、、、「そろそろ、メンテナンスしないと。。」とか「買い替えの時期かな?」とか
3.手放す方法(抜粋)
・1年使わなかったモノは手放す
・見栄で買ったモノは手放す
・「必要なモノ」と「欲しいモノ」を分ける
・永遠に来ない「いつか」を手放す
・もう一度買いたいと思えないモノは手放す
・1つ買ったら1つ手放す
総括
モノを手放し、無駄な思考を取り除くことで、「大切な事(最優先すべきこと)にのみ集中する」ことがミニマリズムである。
ものを手放すことのメリットは「物理面」ではなくむしろ「精神面」への寄与が大きいと感じた。たとえば、「ものが無ければ、それについて思考を巡らす時間がなくなり集中すべき事に集中できる」など・・・
本書に記載の「手放す方法」を参考に、まずは自分の部屋から片付けしてみよう。 -
佐々木さんの本は2冊目。わかりやすく物を持たないことの利点と方法が書いてあった。
ミニマリストまで攻めるかは自分次第だけど、増えすぎた物をどうにか処理しようとは思わされた本だった。まずは冬物衣類の整理に手をつけようと思う。 -
ミニマリストと聞くと、、
はいはい、モノが少なくてキレイ好きなんでしょうね~くらいに捉えていた。
しかしこの本では、ほんとうの意味でのミニマリストとは
自分の大切なものに焦点を当てることだと伝えている。
人間の脳や体は700万年前にほとんど作られた。つまり、今のようにモノに溢れ、情報に溺れるということはありえなかった。価値や自分の心、幸せが、多くにまどわされ分かりづらくなっている。
「減らす」ことが、これに対抗する唯一の方法だ。それがミニマリズムである。 -
2015年に出版されたミニマリスト必読の本。
単なるモノを捨てる方法ではなく、生活、暮らし、考え方にまで踏み込んで書かれている。著者の佐々木さんのミニマリストになるまでの変遷、なってからの変化について書かれている。当時としてはミニマリスト本として、ここまで踏み込んだ内容はなかったのだろうか、海外でも翻訳されてベストセラーになったとのこと。ただ、捨てること、持たないこと、が良いこと、という落とし穴にも言及されており、各自にとっての、足るを知る、を気付かせてくれる本。 -
物を減らすためのテクニック、考え方の参考にしたくて読んだけど、物を減らしたことによるメンタリティの変化がメインで目的とずれていた。
著者プロフィール
佐々木典士の作品





