東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話 [Kindle]

  • 飛鳥新社 (2020年9月15日発売)
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本 ・電子書籍 (182ページ)

感想・レビュー・書評

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  • 同意できるとこもあればできないところもある。
    格差を感じるのは事実だが、それがアウトローに外れていく理由にはならない。

    読むべきところがあるとすれば、高級官僚の苦労話ぐらいではないだろうか。

  • 怖いーー。
    ほんとに頭が良い人の中には、コミュニケーションがうまく取れなかったり、頭の回転の良さゆえに人と話が合わなかったりすることは、最近認知されてきた。

    東大であるが故に、変な期待や妬みを背負って、その後苦しむ。ほんとは東大でなくても、京大阪大名大、地域1番の大学にはいると、そういうことはおきてしまう。

    中高一貫の進学校で東大に進んだような人は、優秀な人が周囲にいるのが当たり前。半分が大学進学をしない地域があるなんて想像できない。
    そういう人は、そういう人が集まるコミュニティで一生を過ごすことが幸せなのではと思った。
    それが格差社会であることは承知してます。

  • 受験最難関大学東京大学に合格できたのに人生バラ色でなかったという話。
    著者は関西の中高一貫校から東大理IIにすすみ、大学院の博士課程で研究生活にピリオドを打ち、現在フリーのライターをしてる人。
     東大から官僚になったひと、何らかの理由で警備員になったひと、地方公務員になったけどいじめでやめることになった人など、東大出身といだけで世間から向けられる色眼鏡がいかに生きにくさせているかを描く。
     東大卒業生のほうもコミュ力不足や変にプライドが高かったりと社会不適合になる要素がある。
     一方、ちゃんとした文章が書けるなど、さすがの能力の高さが東大出身者にはある。
     いろいろと参考になりました。

  • 有名企業や中央官庁などで活躍しているであろうとのイメージが持たれがちな東京大学(東大)の卒業生。テレビのクイズ番組などで東大生タレントが取り上げられたりなど、一見すべての人が華やかに活躍しているようにも思われがちだが、そうはならずに様々な分野で苦労している東大卒業生の事例を紹介している。

    勿論、本書で紹介されている事例が全てではなく、世の中で活躍している東大卒業生も多いが、必ずしも全ての東大卒業生に華々しい道が約束されている訳ではないと伝える書。

    著者は最後に、「東大の卒業生はどう生きれば生きやすいか」として、東大を出たことを忘れる」、「環境が合わなければ速やかに脱出する」、「自分と他者とを比べない」との点を挙げている。東大卒業生に限らず、この世を生きる全ての人が意識しておくべき点であろう。

  • 正規の同窓会っていうものには,あらたか成功している人しか来ないんもんだが,本書は東大の非正規の同窓会でのおしゃべりを覗いている感じがする.すぐ読める.
    自己正当化傾向が高いという意味でたぶん東大的ではあると思うが,どこにでもあるような話だ.「入らなきゃよかった」というタイトルは煽り風だが,そうでもなくて結局「はいってよかった」って思ってるような...
    バラエティ番組の東大いじりや,目立ちがり国会議員による官僚に対するパワハラはひどいってところは同意である.留年率2割は,今どきの大学では普通だと思う.

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