- Amazon.co.jp ・電子書籍 (292ページ)
感想・レビュー・書評
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青春だ。アオハルだ。
基のアイデアが秀逸。
そして、主人公の年齢設定が絶妙。
社会人になりそこそこ仕事なんかはわかってきたが、まだまだ学生時代の記憶が濃い若造な。
高校生男子あるあるな、へんなカッコつけとツマラぬプライドに基づく空回り感が懐かしい。
年齢(あるいは年代、世代)って、なんなんだろう。 -
通勤途中の駅で見かけた9年前の18歳のままの元同級生。
周囲もが違和感を許容を超えて当然視する展開に多少の戸惑いを覚えながら読む。
「患う」との語に時に本来の生物学的機能を超えて社会的に人格を形容する年齢という魔物にその逆もあって然りかと。 -
自分の淡い過去の恋愛を思い出しながらも最後はどうなるのかと思いながら読み勧めた。完成度が高いと思った。
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キャラクターの行動の動機や物語の設定が少々薄く物足りなかった。10〜15年程昔の日本の時代背景を文面から感じられる部分は良かった。
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謎解きは若干面白いが、全く腑には落ちない
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高校を卒業してしばらく経ったある日、電車のホームで高校の同級生を見かけた。高校生のままの同級生を。一体彼女はなぜ高校生のままの姿なのか・・・
日常系SF。"年齢を患った"は、若い年代だけでなく30代、40代にも刺さる言葉ではないでしょうか。年齢を理由に不当な扱いを受けたことのある人もいるでしょう。
その場、その年齢でその年齢にあったこと以外のことは認められない。「若いんだから」や逆に「その歳になって」なんかは呪いの言葉ですかね。
社会一般の「普通」に合わせたり、偏見に合わせたり。ステレオタイプに支配される人たちは後を絶ちません。
様々なところで心を抉ってくる作品。(私にとってはですが。そうではない人もメチャクチャ多いと思います。)
ぜひ読んでみてください。